たまには
先日東京に行って、ずっと行きたかったあの場所に行ってきました。
テート美術館展とガウディ展です。
東京に住んでいた時は週末になると
美術館をハシゴして巡ることもあったのですが、
こちらに引っ越してからはなかなか行く機会もありませんでした。
テート美術館展では「光」をテーマに
絵画やインスタレーションが展示されていました。
個人的には気になっていたこちらの絵画が見れて大満足でした。
光の煌めきや波の音までもが感じられて、
ずっと見ていたくなるような絵画でした。
![](https://www.yamato-k.net/wp/wp-content/uploads/2023/09/5ba897d6d697425ab4b38f14e988b482-550x275.jpg)
私が好きなジェームズ・タレルという芸術家の作品もあり
テンションが上がりました。
![](https://www.yamato-k.net/wp/wp-content/uploads/2023/09/f5d050b4e8dcb83386f4f136b86e2763-550x267.jpg)
空間まるごと芸術作品にしていく様は圧巻です。
これは本当に行けて良かったです。
住宅でも開口を絞って重心を下げて
静と動を感じるような、
そんな空間があっても面白いだろうなと感じました。
ガウディ展は最終日間近ということもあり
ものすごく混んでいて歩くのも困難なくらいでした。
私はサグラダ・ファミリアの歴史やデザイン性もそうですが
構造も気になっていました。
というのも、内部はこのように開放的な空間で、
まるで樹木のように柱が立っています。
![](https://www.yamato-k.net/wp/wp-content/uploads/2023/09/63debe86d374b68e0a1f2db636be7ecb-410x550.jpg)
コンピュータもない時代、どのように構造計算をして
設計したのだろうと疑問だったのですが、
その答えは意外にも地道なものでした。
チェーン状のものを構造体に見立てて、
重りを付けて吊り下げたものをモデルにしています。
![](https://www.yamato-k.net/wp/wp-content/uploads/2023/09/92c6f92bd7de53818cc6768266d039d9-550x387.jpg)
この状態は、引っ張り力だけがかかっていて
安定している状態です。
それを上下に反転させると教会の形になります。
![](https://www.yamato-k.net/wp/wp-content/uploads/2023/09/a073bba3645cc3fb7eb4124a7d5d92e3-550x413.jpg)
この状態は柱などに曲げモーメントが加わらず
圧縮力のみかかるという理想的な状態です。
このような構造解析をして模型を作り、
それから現場で施工するという
なんとも手間暇かけた設計だったとのことです。
(文章での説明が難しく・・・気になる方は
「ガウディ 逆さ吊り実験」で調べてみてください)
その発想も情熱も根気も
全てにおいて脱帽しました。
サグラダ・ファミリアの完成は2026年予定でしたが
コロナの影響で延期になりそうです。
完成したら観に行ってみたいなと夢が膨らみました。
様々な美術作品に触れて
有意義な休日でした。
小宮山
YAMATO基本仕様
耐震等級3(許容応力度による構造計算)・断熱等級6 ・制震ダンパー ・防音性能セルロースファイバー
設計事務所 YAMATOの家
https://www.yamato-k.net/house.htm
YAMATOの家 公式 インスタグラム
https://www.instagram.com/yamato_house/?hl=ja
YAMATOの家 公式 Houzz
https://www.houzz.jp/pro/yamatonoie/__public
2023/09/05