たまには
先日東京に行って、ずっと行きたかったあの場所に行ってきました。
テート美術館展とガウディ展です。
東京に住んでいた時は週末になると
美術館をハシゴして巡ることもあったのですが、
こちらに引っ越してからはなかなか行く機会もありませんでした。
テート美術館展では「光」をテーマに
絵画やインスタレーションが展示されていました。
個人的には気になっていたこちらの絵画が見れて大満足でした。
光の煌めきや波の音までもが感じられて、
ずっと見ていたくなるような絵画でした。

私が好きなジェームズ・タレルという芸術家の作品もあり
テンションが上がりました。

空間まるごと芸術作品にしていく様は圧巻です。
これは本当に行けて良かったです。
住宅でも開口を絞って重心を下げて
静と動を感じるような、
そんな空間があっても面白いだろうなと感じました。
ガウディ展は最終日間近ということもあり
ものすごく混んでいて歩くのも困難なくらいでした。
私はサグラダ・ファミリアの歴史やデザイン性もそうですが
構造も気になっていました。
というのも、内部はこのように開放的な空間で、
まるで樹木のように柱が立っています。

コンピュータもない時代、どのように構造計算をして
設計したのだろうと疑問だったのですが、
その答えは意外にも地道なものでした。
チェーン状のものを構造体に見立てて、
重りを付けて吊り下げたものをモデルにしています。

この状態は、引っ張り力だけがかかっていて
安定している状態です。
それを上下に反転させると教会の形になります。

この状態は柱などに曲げモーメントが加わらず
圧縮力のみかかるという理想的な状態です。
このような構造解析をして模型を作り、
それから現場で施工するという
なんとも手間暇かけた設計だったとのことです。
(文章での説明が難しく・・・気になる方は
「ガウディ 逆さ吊り実験」で調べてみてください)
その発想も情熱も根気も
全てにおいて脱帽しました。
サグラダ・ファミリアの完成は2026年予定でしたが
コロナの影響で延期になりそうです。
完成したら観に行ってみたいなと夢が膨らみました。
様々な美術作品に触れて
有意義な休日でした。
小宮山
YAMATO基本仕様
耐震等級3(許容応力度による構造計算)・断熱等級6 ・制震ダンパー ・防音性能セルロースファイバー
設計事務所 YAMATOの家
https://www.yamato-k.net/house.htm
YAMATOの家 公式 インスタグラム
https://www.instagram.com/yamato_house/?hl=ja
YAMATOの家 公式 Houzz
https://www.houzz.jp/pro/yamatonoie/__public
2023/09/05