将来に備える
今日は子供の小学校の引き取り訓練がありました。
災害が起きたときに備えて、親が子供を引き取る一連の流れを確認しました。
南海トラフ地震も来る来ると言われてかなり経ちますが、
いつ来てもおかしくないのだと思います。
地震に備えて家づくりでできること。
そのうちの1つに「耐震等級3」の家だと思います。
耐震等級3とは「許容応力度計算」を行い
認定を受けたものです。
基礎の鉄筋の種類や間隔、柱の位置や梁の大きさ、筋交の位置など
全てが構造計算の結果に指定されてます。
ただ、こちらの認定はすべての住宅で行っているわけでありません。
木造住宅は法律で簡易な「壁量計算」と呼ばれるもの
だけで着工許可が下りる形に緩和されています。
筋交も少なくて良いですし、1階と2階の柱の位置なども
自由度が高い反面、耐震性は低くなります。
また、よくチラシなどで見かける「耐震等級3相当」と謳っているものは
耐震等級3に相当する性能はあるが住宅性能評価機関への申請をしておらず、
正式な認定を受けていない建物のことを指します。
そのため、本当に耐震等級3の性能を持っているのかわかりません。
なぜ耐震等級3にこだわるかと言うと、
実際に起きた大地震での結果に表れているからです。
震度7の地震が2回発生し、
建物などに甚大な被害をもたらした熊本地震。
建物への損傷比率を見ると、耐震等級1・耐震等級2の家は実際に倒壊しています。
一度目の地震は耐えられたとしても、二度目で倒壊することがあるということです。
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それに対し耐震等級3の住宅は「倒壊ゼロ」で、さらに約9割が無被害でした。
地震が起きたときに建物の倒壊の恐れが無く、
大地震の後も住み続けられる家。
長く住み続けるからこそ、安心して住んでいただきたいです。
小宮山
2023/04/14