庭木のお化粧直し
オーナー様から、庭木が傾いてきているような感じ・・・
連絡いただいたのでご訪問させていただきました。
傾かないように支柱をしていたのですが、その1本が抜けた後
違う場所に刺してしまっていたので、
木が傾くように支柱が据えてありました。
っと一級建築士の峯田が登場。実家は代々「植木屋」
一時期は本人も植木職人として修行していました 。
さっそく、樹木の「タチ」と呼ばれる垂直線を見て・・・
リビングから綺麗に見える角度を見つけて・・・
支柱の位置替え。
っとここでちょっとした職人技をご紹介。
植木屋さんが使う縄は「シュロ縄」と呼ばれるものです。
これを使って垣根や植木の固定など一番基本的な工程。
今回は支柱と添え木を固定するために使いました。
まずは支柱と添え木にグルグル巻いて・・・
次にグルッと回して、ちょこっと潜らせて・・・
最後にギュッと引っ張ると化粧も兼ねてしっかり縛れるんです。
この縛り方は「はえがしら」っといいます。
地域によって「いぼむすび」やら「ようとう」なんて言うらしいですが。
植木屋さんの基本中の基本の結び方。
型結びなんてしていたら、縛る強さも弱いしかっこも悪いし。
シュロ縄が余ってしまったので、色褪せていた他の部分も
お化粧直ししてきました。
YAMATOの「庭」もしっかりメンテナンスすればより美しい。
2016/07/20