点検と気密・断熱
昨日の続きから。
お風呂や脱衣場がなぜ普通につくりあげると
寒くなるのかは、立体的な断熱欠損を
つくりあげてしまうから。
という形で昨日のブログでご紹介させていただきました。
まずはシステムバスの下の基礎部分を断熱するというのが
大きくまとめると大事な部分です。
ただ、浴室というのは水回り。
水回りは万が一のトラブルのときにメンテナンスできるために
点検する空間を準備しておくことが大事。
通常は、基礎の立ち上がりの部分を一部間隔をとって
人通口という部分をつくります。
ただこれをお風呂の下で作ってしまっては
結局のところ立体的な断熱欠損ができあがります。
そこでYAMATOの家がいつも採用しているのが
昨日の写真でまるを付けた点検口です。

これは、基礎を作るときに準備しておくことが重要。
コンクリートを打設するときと合わせて設置されています。
なにか?
断熱点検口です。
この点検口。
通常はカタログには載っていないものが記載されています。
それが点検口なのに熱還流率。
0.53W/㎡・Kです。
しかもコンクリートの打設前に設置することで
コンクリートと一体に完成し気密もしっかり確保できます。
YAMATOの家ではこの断熱点検口を使用しつつ、
給排水の配管が通るタイプを利用することで、
設備的な点検や維持と断熱と気密の両方が確保できるものを
基礎の時から準備しています。
基礎はどちらかというと構造的な部分というイメージが強いかもしれませんが、
実は断熱や気密についてもここから重要度があるという点も
ご理解いただけるかと思いご紹介させていただきました。
もしかしたら、基礎を見ればその会社さんの
気密や断熱に対する取り組みや理解度までわかってしまうかも。
by Mineta
一級建築士事務所 YAMATOの家
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2022/07/08