3枚のガラス
検査の関係で久しぶりに現場へ。
ホームページでも紹介されていますが、
8月に見学会となる「須走 平屋の家」に行ってきました。
さて須走。
小山町や御殿場の皆さんからしても
やはり1ランク上の寒さを感じる地域。
今回建設している場所は富士山の絶景を
高い位置からみることができるほどの標高の高さ。
標高で903mの場所です。
御殿場駅が標高416m
大和建設が標高378m。
100m標高が変わると0.6℃変わるので、
大和建設からさらに3℃も気温が低い場所。
断熱区分上は5地域ですが、
冬の寒さが御殿場よりもさらに厳しいと考えるべきでしょう。
そこで採用したのがトリプルガラスです。
通常、トリプルガラスというとAPW330またはAPW430。
樹脂サッシとしてYAMATOの家が日々つかっているものです。
APW331の真空トリプルで0.99W/㎡・K。
APW430で熱還流率0.90W/㎡・K。
今回採用したのは0.83W/㎡・K。
冬の日射熱の取得に優れた、
冬を重要視する寒冷地におすすめの窓を採用したので
これでも熱還流率の数値は少し高め。
このシリーズには遮熱特化型などだと0.61まである。
コスト面も含めて差があるのですが、
ただ、私がさらに魅力を感じたのが、
ガラスの透明度です。
トリプルガラスになるとネックになるのが外の風景の見え方。
2枚のガラスよりも3枚になると
物理的に障害物がおおくなるので、透明度が低下する。
トリプルガラスがよく外が見えにくいという部分が単純にここ。
たかが、ガラス1枚とフィルム1枚。
されど、ガラス1枚とフィルム1枚。
気になっていましたが、
写真で伝わるか難しいですが、
きれいな緑が見えていました。

サッシのタテ枠が中央に見えているので、
閉まっていることは判断できるかと思います。
ただ、失敗しました。
サーモカメラを事務所に充電したまま忘れるという失態。
風景も大事だったのですが、
サーモカメラの様子のほうが今日お伝えしたかった内容。
リベンジに絶対に行きます。
スケジュール組んで、サーモカメラの様子で
須走 平屋の家もお伝えさせていただきますので、
もう少々お待ちください。
by Mineta
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2022/07/04