YAMATOの家│大和建設株式会社│自然素材を活かし、伝統構法(木組み+貫工法)で木の家づくりをする静岡県御殿場市・自社設計の地域工務店です。  
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設計レシピ!なぜ瓦かガルバか!?

昨日はYAMATOの家が無垢の床をごり押しする意味を

ご紹介させていただきました。

自然素材派だから・・・

ではなくて、室内の快適性を確保するために重要だからです。

 

さて、今日はガラリと変わって外のお話。

YAMATOの家では屋根材が

ガルバリウムまたは瓦としています。

これ・・・なぜかわかりますか?

 

まずはガルバリウム。

これは耐震について考慮する際に

軽い材料としてガルバリウムが判断されるからです。

耐震に対して良き方向に動くことはこれも大切な事。

ただ、その点だけで考えるとスレート系の屋根材もあります。

コストも安いからスレート系。

確かにコストパフォーマンスや材料そのものの単位当たりの熱貫流率においても

ガルバリウムより良いと判断せざる負えない。

瓦よりも熱貫流率がよいという情報もあります。

施工性も良いしデザインも豊富という点で良き材料に思えます。

ただ・・・

YAMATOの家が主で考えるのが御殿場や小山町で

どのように快適な家づくりが実現できるかです。

スレート系を使わない理由。

そもそもスレート系はそのものが防水性があるわけではない。

スレートを覆っている塗装が重要。

なので屋根の塗装という作業が将来的に必要になってくる。

さらに凍結に弱い・・・

ん!?熱貫流率が良いというはずなのに凍結に弱い?

これが熱貫流率のきわどいところ。

スレート系は材料の厚みがペラペラなのです。

材質の性質上は熱貫流率が良いですが、

コストや施工性をよくするために材料が薄い。

軽い屋根を作り上げるためにも厚みは重さが増してしまいますからね。

ということで熱貫流率については弱いけど、

メンテナンスの部分で分があるガルバリウムを採用しています。

将来的に足場をかけて、定期的な屋根の塗替え・・・

お金かかりますからね。

さらに、ガルバの弱点の熱に関して言えば、

屋根断熱や空気層の確保で対応可能ですからね。

 

次に瓦。

瓦は重たいから静岡県民は避けたがりますよね。

確かに、耐震の面で言えば

屋根が重くなる・・・

家の上部が重くなれば地震時に家が揺れやすくなってしまう。

構造計算上も瓦は重たい屋根として

不利な状況を考慮して計算しなければなりません。

全く同じ家だとすると、構造部材が多く入ります。

屋根が重くなるから耐震性が劣る・・・

という判断は変です。

単純に屋根が重くなる。

構造部材が多くなる。

室内に壁や柱が多く必要になる。

間取りの制限がかかりやすい。

という点があるだけで耐震性が劣るという判断は良くないですね。

単純にその分だけ構造部材を多く配置する構造計画になるだけ。

後デメリットとしては、台風で飛びそう・・・

これは昔の和瓦をイメージしすぎです。

昔は瓦は重ねて施工していく。

私の実家もいまだに和瓦で、小さいときに屋根に上って遊んで

滑ったらズレる・・・そんなことが容易にありました。

YAMATOの家で使っているのは1枚ずつを釘で固定しつつ

かみ合わせていく「防災瓦」というものです。

絶対に飛ばないとは言いませんが、飛びにくい構造をしている瓦。

後は・・・

瓦はスレート系やガルバと比べて断熱性が高いということでしょう。

寒冷地や寒い国で昔から瓦や土素材の屋根が使われているのは

屋根に積もった雪などからの寒さを遮断するという意味があったようです。

さらに、日本ですでにずっと使われている歴史があります。

メンテナンスについては塗装する・・・聞いたことがありませんね・・・

それこそお城のような数百年の大改修みたいなときに

新しいものに付け替えられるぐらいなのでしょう。

 

屋根という一言で表す部分ですが、

その材料1つとっても地域性にあうというのも重要です。

 

今週末はYAMATOの家の仕様から

室内の無垢の床と屋外の屋根の材料について

ちょっと詳しくご紹介させていただきました。

 

 

YAMATOの家 峯田

 

一級建築士事務所 YAMATOの家

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2022/03/27
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