設計レシピ!やっぱり窓でしょ!!
週末の設計レシピ!
今日は私が一番ウズウズしていた窓についてです。
最近ちょこちょこ登場していた新しい窓というキーワード。
まずはYAMATOの家の当たり前から。
YAMATOの家で登場する窓は、
YKKAPが販売しているオール樹脂サッシAPW330シリーズです。
YAMATOの家のオーナー様ご家族はわかりきったことになりますが、
APW330ではなく「シリーズ」をつけるのには意味があります。
①ガラスの仕様
ガラスにはLow-Eが使われていますが、
このフィルムの色や設置位置で4パターンに区分ができます。
さらに透明ガラスと型板ガラス(半透明)にもわけられる。
②中空層
今どき単板ガラス・・・は使わない。
複層ガラスという皆さんにとってはペアガラスという方がわかりやすいもの。
2枚のガラスの間を中空層といい、
皆さんが触れることはない場所があります。
ここに何が入っているかでまたわかれる。
乾燥ガスかアルゴンガスか。
アルゴンガスの方が断熱性はより高いものになります。
価格は変わりますけどね・・・
③スペーサー
この2枚のガラスの間隔を確保しているのがスペーサーというものです。
ここにも種類があるのです。
アルミスペーサーか樹脂スペーサー。
樹脂サッシが断熱性が高いのとおなじで、
このスペーサーも樹脂の方が断熱性が高いです。
価格はかわりますけどね・・・
以上からすると4通り×2通り×2通り×2通りの32通りから
APW330は作り上げられている。
このほか安全合わせガラスや格子入りなどもありますがそれは置いておきます。
YAMATOの家は・・・
この中のアルゴンガス入りの樹脂スペーサーという選択をしている。
その他はブログでは・・・
オーナー様ご家族だけがご承知くださっていればいいかな。
ただ、APW330には別枠があります。
それが真空トリプルガラス。
先日見学会を行ったYAMATO裾野の家のリビングの窓にもありました。
日射取得型の真空トリプルガラス。
熱貫流率は0.85W/㎡・Kと複層ガラスの場合の1.2W/㎡・Kより
やはり断熱性が高い。
ただ、トリプルガラスで気になるのはガラス越しに見える風景の視認性です。
可視光の透過率は複層ガラスよりいいはずなのですが、
APW330の真空トリプルガラスには3枚のうち2枚のガラスの空間を確保するための
黒い点が一定間隔で設置されています。(うっすら見えますか?)
これはやむを得ないことなのですが、
これとLow-Eのフィルムが2枚になるとやはりすこし見にくい感じを受ける。
そこでYAMATOの家が目を付けたのが新しいオール樹脂サッシ。
これです・・!?
窓ある!?
あります。これ窓越しに外を撮影しています。
しかもトリプルガラスです。
右下あたりにすこし反射している状態が確認できるのではないでしょうか。
明日、この窓がなにものなのか!
ご紹介させていただきます。
ここに至るまで・・・長かった・・・
YAMATOの家 峯田
一級建築士事務所 YAMATOの家
https://www.yamato-k.net/house.htm
YAMATOの家 公式 インスタグラム
https://www.instagram.com/yamato_house/?hl=ja
YAMATOの家 公式 Houzz
https://www.houzz.jp/pro /yamatonoie/__public
2022/03/19