YAMATOの家│大和建設株式会社│自然素材を活かし、伝統構法(木組み+貫工法)で木の家づくりをする静岡県御殿場市・自社設計の地域工務店です。  
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設計レシピ!小屋裏収納♪

今日はじっくり水回りの打ち合わせ・・・

本当はその延長線上で水回りのブログにしようかと思いましたが、

なぜか頭の中に「小屋裏収納」が出てきてしまったので、

今週末の設計レシピは「小屋裏収納」とさせていただきます。

小屋裏収納・・・

ロフトとも表現する方もいらっしゃいますが、

建築基準法上は「小屋裏物置等」が正しい言い方です。

ただ皆さんには小屋裏収納と表現する方が伝わりやすいので

今日は小屋裏収納と表現させていただきます。

 

これらは建築基準法上、いくつかの制限があります。

まずは天所までの高さが床から1.4m以下であること、

かつその面積がその階の2分の1未満であれば床面積に参入せず、

かつ階数にも算入されないというものです。

これのメリットは、床面積に算入されないので

容積率が厳しい(床の面積の制限と思ってください)場合に

床をつくっても問題がないという良き点。

さらに固定資産税上、床面積ではないので

固定資産税の評価の対象にならないという良き点。

これらがあります。

 

YAMATOの家でも今までにもいくつか小屋裏収納を作ってきました。

畳を敷いた収納?ではなく書斎空間のような場所もあれば、

広すぎでしょ!という15帖以上の広さがある小屋裏収納、

1部屋全体の天井を上げて部屋の中に小屋裏収納というベッド空間をつくったり、

吹抜けに面した開放的な小屋裏収納にしたり、

収納と言えるのか?という大人な雰囲気な空間にしたりと、

小屋裏収納と言ってもさまざまです。

 

ただ、これらはすべて法律に基づいて作り完成しています。

 

ネットで調べているともしかしたら「裏技」のような表現を用いて

これらのなかの天井高さ1.4mをのちのちに変えるような工事を

されている方もいらっしゃるようです。

 

これ・・・法律違反です。

建築士にはできません。

さらに小屋裏収納は床面積や階数に含まれていませんが、

一定の広さを超えると、四号特例で許可申請を行って

簡易な壁量計算で耐力壁の検討を行っている耐震等級1(法律通り)の家であっても

小屋裏収納の面積に応じて、耐力壁の量を増やさなければなりません。

 

なぜか?

いくら床面積や階数に算入されないかもしれないけど、

家の耐震性に影響があるということがあきらかだからです。

なので仮に1.4mを超える部屋をつくりたいのであれば、

平屋であれば2階建てで。

2階建てであれば3階建てで。

しっかりと法律に基づいて構造検討を行うのがすごく重要です。

安易に天井の高さを変えるだけだと思わないでください。

法律違反そして皆さんの命を守る家そのものが凶器になるかもしれません。

 

決して裏技ではない。「荒業」なだけです。

 

市町村の中には、

小屋裏収納には「窓はダメ」とか「コンセントはダメ」とか、

エアコンの設置はダメとか法律を補填する形で

条例を定めている場合もありますので注意が必要です。

 

今、実際に着工しているYAMATOの家づくりの中にも

小屋裏収納がある家づくりが複数あります。

ただ、これらは許容応力度等計算を行った

耐震等級3の家の中にある小屋裏収納です。

床面積にも階数にも含まれませんが、

大切な我が家の一部。

せっかく作るのであれば安心して、

そこからさらにどんな雰囲気に仕上げるかを楽しむ。

 

小屋裏収納をご検討中の皆様は、

今日のブログのYAMATOの家の施工実例から

少しでもヒントを見つけて頂けると幸いです。

 

ちなみに小屋裏収納は固定資産税には含まれませんが、

小屋裏収納をつくるための材料や工事は必要にないりますので、

安価で創れる・・・とは思わない方がよいかと思いますよ。

普通に考えて部屋を作りますからね・・・

それがただ単に天井が低いというだけですから・・・

 

昨日からどうやら個室パターンのブログとなっていますが、

明日の設計レシピが個室になるかは・・・

私もわかりません・・・

 

 

今日もブログご覧くださってありがとうございます。

今日の打ち合わせそして昨晩の打ち合わせの時にも

オーナー様ご家族からブログの話を伺いました。

昨晩のオーナー様はどうやら登場した日を書き残している?

強者?YAMATOの家マニア?また登場です・・・

でもこうやって見てくださっているのを感じること。

それが私にとってもとても嬉しいことです。

誤字脱字に極力気を配っていますが、

毎日この量をサクッと書いているとたまにはやらかしますので

その辺はご容赦ください。

 

YAMATOの家 峯田

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2022/02/19
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