設計レシピ!ホントのところの出荷率・・・
週末になりましたので、
峯田のマニアックなブログ、設計レシピ!スタートです。
昨日、引渡しを終えたあるオーナー様ご家族のもとへ伺いました。
夜・・・
外の寒さが本当に厳しい・・・
なのに、中では子供たちがTシャツで走り回る・・・
冬ですが・・・
私が言うのもなんですが、本当に暖かった・・・
さてここで峯田が普通だと「窓」について語りそうなところですが、
今日はその前に「玄関ドア」についてです。
これ、ブログで書いていいのかわからないですが、
先日YKKAPさんの沼津ショールームに行ったというブログを
アップさせていただきました。
その時にブログに載せたのは顔認証のことでしたが、
実はそこでの会話の中で、
「玄関ドアの出荷割合について」つっこんで話を聞いていました。
YAMATOの家のオーナー様ご家族ですと、
玄関ドアは開き戸の場合、「イノベストD50」というものが
標準採用になっていますよね。
もしかしたら、デザインしか気にしていませんでした?
YAMATOの家が静岡県東部で初めて標準採用したのが
イノベストD50という玄関ドアです。
カタログの表紙になんと書いてあると思います?
「高断熱玄関ドア」という表記。
イノベストの中でも採光が付いているものや、
D70シリーズなどいろいろあるのですが、
採光なしのイノベストD50の熱貫流率は1.22W/(㎡・K)です。
さて、この時に話題になったYKKAP沼津支店さんの玄関ドアのメインは
どのシリーズでしょうか!?
YKKAPさんは引戸も合わせるとなかなかのバリエーションを持っています。
が!!
出荷率の約8割を占めるといわれたのが・・・
ヴェナートD30というシリーズです。
ただ、ここで注意!!
ヴェナートD30は断熱玄関ドアと記載されてはいるものの、
断熱性能については大きく2グレードあります!
D2仕様とD4仕様。
D2仕様は採光なしで1.79W/(㎡・K)
イノベストD50ほどではないものの、そこそこ。
ただ、沼津支店さんがあるのは沼津・・・断熱地域区分でいくと6地域。
御殿場や小山町は5地域・・・
6地域にあるからこそでしょう。
出荷率約8割のヴェナートD30のほとんどが
(やはり割合についてそこまで詳しくは教えてくれなかった)
D4仕様と呼ばれる採光なしで2.05W/(㎡・K)のものだそうだ。
約8割のほとんどがとりあえずの玄関ドア・・・
残り2割の中には、引戸もあるでしょうし、
もしかしたらアパート用玄関ドアも・・・
そしてその中には、YAMATOの家が当たり前に使っている
高断熱玄関ドアイノベストD50も・・・
さて、どうですか?
仮にオール樹脂サッシAPW330シリーズを使って、
窓の熱貫流率が1.31W/(㎡・K)だったとしても
玄関ドアが2.05W/(㎡・K)のもの・・・
窓に比べて面積が小さいにしても、玄関ドアだけでも2.1㎡はあります。
当たり前ですが、畳1枚より大きな面積です。
なにが言いたいか?
とりあえず窓だけ真似してAPW330を使っても意味がない。
窓に手をつけたら、玄関ドアが今度は弱点になる。
本当に暖かい家にしたいのであれば、
玄関ドアがどれほど重要か・・・
昨日のオーナー様ご家族宅訪問で再認識・・・
このデータはYKKAPの沼津支店の営業エリアでの話なので
YKKAPの全国的にという点でないところはご理解ください。
ただ、もう一度。
YKKAPさんの沼津支店があるのは断熱地域区分「6地域」
YAMATOの家が主で行っている家づくりの
御殿場や小山町は6地域よりも厳しい「5地域」
皆さんが知りえない玄関ドアの出荷率について
ご紹介させていただきました。
YAMATOの家 峯田
一級建築士事務所 YAMATOの家
https://www.yamato-k.net/house.htm
YAMATOの家 公式 インスタグラム
https://www.instagram.com/yamato_house/?hl=ja
YAMATOの家 公式 Houzz
https://www.houzz.jp/pro /yamatonoie/__public
2021/12/04