樹脂サッシは建設コストが高い!?
さて樹脂サッシ。
インターネットで調べるとデメリットの1つとしてあがるのが
「樹脂サッシは価格が高い」
そうなんです!
樹脂サッシは高いんです。
それは紛れもない事実です。
メーカーさんのカタログを見比べればすぐにわかります。
YAMATOの家が使用しているYKKAPさんで見比べてみましょう
幅が約1.6m、高さが約0.9mの引き違い窓という窓で見比べっこ♪
アルミサッシの「フレミングJ」→31,300円
アルミ樹脂複合サッシの「エピソードⅡ NEO」→40,200円
樹脂サッシの「APW330シリーズ」→64,600円
ここでサラッと流してはいけませんね。
APW330が何を示しているか
これは「Low-E複層ガラス+樹脂スペーサー+アルゴンガス入り」の価格です。
仮に「Low-E複層ガラス+アルミスペーサー+乾燥空気入り」だと
59,900円になります。
これは樹脂スペーサーとアルゴンガスが価格を上げている要因です。
ただ、アルミスペーサーと樹脂スペーサー・・・
これだけでもAPW330シリーズの性能が変わってしまうので
要注意が必要!!
さてアルミサッシからするとYAMATOの家が当たり前に使っているのは
YKKAPさんの表示価格でも窓の価格が2倍にもなっています。
うひょ~♪
高い!!!!
今一度、冷静になりましょう。
皆さんもいろんな商品を購入する際に
「安い=そこそこ?のもの」
「高い=いいもの!」
の感覚はお持ちかと思います。「?」と疑問をもちながらも安いものを買うかと思います。
100円ショップもクオリティーがあがっているので
一概にはいえませんが、
100円ショップのものだったら「壊れてもしょうがない」と思うかともいますが
高級ブランドのものだったら「壊れないのが当たり前!」と思いませんか?
なんかよくわからない根拠のもと「!」絶対だ!!みたいになっていませんか?
窓も同じです。
樹脂サッシが高いのには「何か意味がある」
それが断熱性です。
本当は細かな数値をもとに紹介していかなければならないのですが、
今回はザクっと
断熱性の良し悪しを判断する1つの基準が窓の「熱貫流率」です。
難しいと思わないでください。
判断内容は簡単です。
数字が「小さければ」、断熱性能が「高い」
これだけ覚えていればまずは大丈夫です。
オール樹脂サッシのAPW330シリーズが1.31W/(㎡・K)に対して
アルミ樹脂複合のエピソードNEOが2.33W/(㎡・K)。
フレミングJに至っては3.49W/(㎡・K)です。
この3つの中で一番断熱性が高いのは?
・・・
・・・
そう、APW330シリーズ。
ではこの3つで価格が一番高いのは?
・・・
・・・
そう、APW330シリーズ。
フレミングJの約2倍でしたね♪
では断熱性のは?
窓の熱貫流率だけで見比べると、
フレミングJはAPW330シリーズの
2.5倍以上の熱貫流率の悪さ・・・
断熱性能がそれだけ悪いということです。
確かに窓の「価格」だけで考えれば
樹脂サッシは高い!!
でも実はそれ以上にアルミサッシやアルミ樹脂複合サッシは
皆さんが高いものを毎日支払わなければならないです・・・
明日が最終日になりますが、そのあたりをご紹介させていただきます。
YAMATOの家 峯田
一級建築士事務所 YAMATOの家
https://www.yamato-k.net/house.htm
YAMATOの家 公式 インスタグラム
https://www.instagram.com/yamato_house/?hl=ja
YAMATOの家 公式 Houzz
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2021/08/14