忘れてはいけない開口部
昨日はディスったブログですみませんでした。
ただ、「省エネ基準の説明義務化」ではこの程度なのでしょう。
適合の可否ではなく、
そもそも説明を求めないという選択すらできる法改正。
建築士もその程度で考えてしまうのでしょう。
さて、今日は忘れてはいけない開口部ということですが、
窓以外にどの開口部がありますか?
私が窓ばかりの説明に偏っているからでしょうか、
YAMATOの家のオーナー様ご家族も
最後の方で気が付かれるかたもいらっしゃいます。
わかりましたか?
使い勝手ばかり気にしていてはいけませんよ♪
その忘れてはいけない開口部というのは
「玄関ドア」です。
さて、玄関ドア・・・
電気錠などの使い勝手ばかりSNSでは紹介されていますが、
そもそも玄関ドアにも断熱の仕様が分かれているのはご存じでしたか?
窓と見比べがしやすいように
YKKAPさんの商品をもとにご紹介させていただきましょう♪
窓の熱貫流率は
YAMATOの家のようにAPW330シリーズだと1.31W/(㎡・K)
一般的なアルミ樹脂複合サッシのエピソードⅡだと2.33W/(㎡・K)
これを頭の隅に置いておいてもらって・・・
では玄関ドア、
プロントシリーズだと、6.51W/(㎡・K)
これでは意味がないので、
同じ商品でも断熱区分が分かれているものを・・・
ヴェナートD30おそらくこれが一般的なのかもしれません。
ただ同じヴェナートD30でも熱貫流率は大きく2つに分かれます。
D4仕様と呼ばれるタイプだと2.05W/(㎡・K)
D2仕様と呼ばれるタイプだと1.79W/(㎡・K)
同じ商品なのに実は熱貫流率を2つ持っています。
ドアの見た目だけで選んでいませんでしたか?
わからずにD4仕様で決まっていませんか?
窓にアルミ樹脂複合サッシをつかうのであれば、
どっちでもいいですよ・・・
そもそも窓が2.33W/(㎡・K)なのですから。
玄関ドアを気にする前に窓を気にしてという感じです。
面積が明らかに窓の方が多いので。
ただYAMATOの家がつかうAPW330シリーズ。
熱貫流率が1.31W/(㎡・K)
こうなってくるとヴェナートD30のD4仕様は使えません。
玄関ドアが今度は弱点になります。
ではYAMATOの家はヴェナートD30のD2仕様か?
違います・・・
ぜんぜん違います・・・
もう一度言います。
YAMATOの家で提案する窓は
APW330シリーズ「以上」
以上ということはAPW330も含んだそれ以上の性能がある窓。
熱貫流率0.90W/(㎡・K)のAPW430シリーズでも
使える玄関ドアが必要なのです。
3日目になりましたが、
もう1日使います。
明日まで引っ張ります。
YAMATOの家 峯田
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2021/05/19