YAMATOの家│大和建設株式会社│自然素材を活かし、伝統構法(木組み+貫工法)で木の家づくりをする静岡県御殿場市・自社設計の地域工務店です。  
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触れていない理由・・・

このところ外皮平均熱貫流率だの断熱等級4という言葉を列記してきました。

まぁYAMATOの家は断熱性のが高いってことね・・・

それがいいたいのね・・・

 

そう思うかもしれませんが、

実はその先がとても重要です。

外皮平均熱貫流率UA値が計算できると、ちょっと手を加えるだけで

一次消費エネルギーというものが計算できるようになります。

またよくわからない言葉「一時消費エネルギー」

これはネットで調べるとより詳しく載っている事ですが、

簡単に言うと「車の燃費」を「住宅に置き換えた」だけのことです。

車だと1リットルあたり何キロ走るかで燃費がわかりやすい。

でも住宅、しかも注文住宅だと1つ1つの家が違うので燃費がわかりにくい。

 

それを数字で少しでもわかりやすくしたものが一次消費エネルギーだと思ってください。

先日紹介させて頂いたYAMATO神山の家。

外皮平均熱貫流率UA値は0.52W/(㎡・K)

ここからちょこちょこっと数字やら諸条件を専用ソフトに入力すると一時消費エネルギーがでます。

今の状態で一次消費エネルギーの最高等級の「5」を取得できる内容が確認できました。

基準が92.2GJ/(戸・年)に対して81.7GJ/(戸・年)で

基準を下回るエネルギー消費になることが判定で出ました。

おお~!!なんだかよくわからないけどすごそう・・・

 

ですよね。

ただ、プロの人はここまでやる必要ないじゃん!

と思う方もいらっしゃることでしょう。

なぜなら・・・一時消費エネルギーには奥の手があるんです!

それは・・・

「太陽光発電を載せてしまえば楽に等級5がとれる!」

同じ条件で4kw相当の太陽光発電を日射量が少ない場所として載せてみたのがコチラ。

発電設備という欄に「マイナスの数字」が表記されて、

一次消費エネルギーが81.7GJ/(戸・年)からさらに68.4GJ/(戸・年)になった!

同じ家なのに太陽光発電を載せただけで一時消費エネルギーがさらに改善できた!

しかもかなりの数値で・・・たった4kwの太陽光発電をのせただけで・・・

 

これが奥の手。

一次消費エネルギーの元は「燃費のいい家」を創りましょう。

省エネな生活をするために、断熱性の高い家で冷暖房を低出力で運転し、

LEDの照明器具をつかったりして消費するエネルギーを減らすことが目的。

これは「車の燃費」と同じことです。

 

でも車と違うのは太陽光発電などエネルギーを作りだすと

作りだした分だけエネルギーを使わないことにできちゃうということ。

 

簡単に言えば、

ガソリン車で単独では1リットルあたりの走行距離が10kmだったのに、

車の車体に「太陽光発電をとりつけたら」走行距離が20kmになったので

同じ車だけど燃費は1リットル当たり20kmという表記でいいよということ。

本来はガソリンを出来る限り使わない事が前提だったのに、

ガソリンを消費することを考えずに

燃費の悪い車に太陽光発電をどうやったら設置できるかを考えた。

そんな感じです・・・

 

住宅でも同じです。

太陽光発電さえのせてしまえば、

数字上は低燃費の家として簡単に作りだせてしまう。

家そのものが低燃費でなくてもなんでもよくなってしまう・・・

 

私も皆さんと同じように、

いろんな住宅会社さんやハウスメーカーさんのホームページを見ます。

その中で、ハウスメーカーさんを除いてですが、

高断熱や高気密の家づくりにかなり取り組まれている会社さんは、

太陽光発電について住宅の仕様やブログでほぼ触れないんです。

これは太陽光発電を採用するかどうかが重要なことではなく、

住宅そのものの省エネ性をしっかりしているからこそ

太陽光発電に触れずにいらっしゃるのでしょう。

触れていない理由・・・

太陽光発電が重要なのではなく、低燃費な家を作ることが重要。

 

まだまだこの部分は奥が深いのですが、

今日はこのあたりで♪

 

ちなみに今回はおなじYAMATOの家で検証したので

太陽光発電を乗せると一時消費エネルギーは改善できたという結果になっています。

ただ、太陽光発電という設備は設置やメンテナンスなど、

今後のライフサイクルコストという部分も検証する必要があることも

お伝えしておきますね♪

 

YAMATOの家 峯田



2020/03/01
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