YAMATOの家│大和建設株式会社│自然素材を活かし、伝統構法(木組み+貫工法)で木の家づくりをする静岡県御殿場市・自社設計の地域工務店です。  
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YAMATOの耐震 PartⅤ

ついに5日目に突入してしまった・・・

YAMATOの耐震についてざっくりなのに5日もかかっている。

 

YAMATOの家は快適な家づくりを目指しています。

それは断熱や気密はもちろんですが、

そもそも耐震についてもずっと取り組んでいました。

 

耐震については日本で家づくりをしている以上、

常に考えていかなければならない部分。

さらに地震を通して災害を受けて学ぶことも多い。

 

災害から学ぶことで熊本以降に注目をあびたのが「ダンパー」です。

 

そもそも地震への家の対策としては大きく3つあります。

まず1つ目がYAMATOの家のハイブリット構造のように

家そのものの強度を上げて耐えるように作る「耐震構造」

 

2つめは住宅だとなかなか見ないですが、

大型ビルや公共施設、医療施設などで採用される

地震の揺れを伝えないように作る「免震構造」

 

3つ目は熊本地震以降に注目をあびた

地震の揺れを吸収するようにつくる「制震構造」

 

この3つがあります。

YAMATOの家も以前からダンパーについては

情報収集してきましたが熊本地震以降は本格的な導入に向けて

さまざまな種類のダンパーその他の制震部材について

メーカーさんだけでなくさまざまな専門的知識をもった方々と

打ち合わせを重ねてきました。

そのため導入するのには2年以上の月日がかかってしまいました・・・

 

そしていよいよ登場したのがこのダンパーです。

皆さんが良く知っているダンパーの「オイルダンパー」ではありません。

世界初の「金属流動」を利用したダンパーです。

金属流動ってなんだよって感じですよね。

金属流動とはアルミと鋼材を押し付けたまま

スライドさせようとしたとき両者の接触面が焼き付き、

完全接着されそれでも無理やりスライドさせたとき、

鋼材より柔らかいアルミが動き始める現象の事。

このようにカタログに書いてありますが、

その説明自体もイメージがわきにくいかもしれませんね。

簡単に言うと、地震の運動エネルギーを受けたダンパーが

金属流動部分で運動エネルギーを熱エネルギーに変化させて

揺れを減らすことができるダンパーです。

もっと簡単に言うと、

地震の力を熱に変えて揺れを減らすのがこのダンパー。

熱に変えると言っても高熱になるわけではありませんよ♪

 

なぜYAMATOの家ではこのダンパーを採用したか。

まず大前提は「国土交通大臣の認定を取得している事」

国土交通大臣の認定を取得していない制振装置は多くあります。

それは取得したくないわけではありません。

ただ、温度変化等によって数値のばらつきなどで

認定の取得がかなり難しいため

取得でできていないというのが本当の所のようです。

ここで登場するのが温度変化というもの。

家の仕上げより室内側で、直射日光等を受けないとしても

冬と夏では外の温度が変化します。

温かい時と寒い時。

オイルや接着剤を使用している一部のダンパー等の制振装置は

その熱の影響を受けることがある。

その時に地震が来たとすると、本来の力が発揮されるのでしょうか?

 

いざという時は予告がありません。

この瞬間かもしれませんし、数十年後かもしれません。

その1瞬そして1瞬が繰り返されて時に

しっかりと家を守ってくれるダンパーを探していました。

その結果が金属流動のダンパーです。

 

御殿場のように寒い冬でも、

異常気象と言われる猛暑の日でも

どんな環境でも本来の力が発揮できる制振装置。

 

そして腐食や熊本地震のような複数回の地震でも

揺れを減らすことができることを

実物大の振動実験も行った

金属流動のミューダムをYAMATOの家では導入しました。

 

もちろんその他には施工のしやすさというのも重要。

さらにはコストや定期的検査が必要ない事など

オーナー様ご家族の負担が少ない事も重要でした。

 

これがYAMATOの耐震そして制震です。

実際はまだまだお伝えしきれていない事が

日々の家づくりで行われています。

それは間取りの時からスタートしています。

そのあたりもまたの機会でご紹介させて頂きたい。

 

ただ、耐震だけが家づくりではない。

この耐震を実現しつつも注文住宅として

オーナー様ご家族がこだわれる家づくりが

今週末のYAMATO板妻の家づくりでもご覧いただけます。

このカッコイイ外観もすでにYAMATOの家の耐震をクリアしたからこそ

今あの場所に建っています。

 

5日間にわたってながながご紹介させて頂きました。

でも結果は5日間でも足りませんでした。

それでも少しでもYAMATOの家の耐震ってこんな感じなんだ。

それが伝わっているとうれしいです。

5日間ありがとうございました。

 

一級建築士 峯田



2019/03/14
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