自然に暮らそう
いつの間にかこんなに時間が・・・
設計レシピをっと準備していたら
いろんなニュースが飛び込み
中断されてきました。
待っていなかったでしょうが、
お待たせいたしました。
設計レシピ「自然に暮らそう」
今日はしっかり書きます。
換気には
「機械」と「自然」の力がある。
これが前回です。
そして今回は、自然の力を使った
換気をご紹介いたします。
自然の力には
「風力」と「重力」があります。
まずはイメージしやすい「風力」の換気から。
簡単に言えば
強い風が吹けばいっぱい換気できる。
これだけです。
でもそれは言葉だけで、
適切な窓の配置が重要なのです。
今週末に見学会を開催する
YAMATO御殿場の家は
こんな感じで建てる前から
風の設計を行っています。
どの窓を開けるか。
どの方向に開けた方がいいかなど。
こちらは風速2.0m/sで、
扇風機の「弱」程度の風の場合です。
御殿場の南西からの風を取り込み
北側の水廻りを通って外へ換気。
水廻りの湿気もしっかり外へ。
いい風を感じそうです。
ではこちら。
こちらは風速10.0m/sです。
水面が乱れ始めるほどの
風でシュミレーションしてみました。
風が強くなれば換気できる?
室内にあまり風が通っていませんね。
嘘?
ではありません。
ここには「正圧」と「負圧」という言葉が隠れています。
画面下の赤いラインが「正圧」。
北(画面上)に赤いラインが沢山表示されています。
これらが「負圧」。
風が強いとこの2つの力に差がでます。
その2つの力と風の速さによって
より換気ができます。
でも10.0m/sの時はおそらく窓を開けていると
不快に感じると思います(笑)
実はこれは風力による換気量として
公式があるのですが、
数学をやっているみたいになるので
ここでは控えさせていただきます。
久々の設計レシピで張り切り過ぎて
長くそしてマニアック過ぎたかもしれません。
次回は「吹抜けって必要?」を換気の目線でお送りできたらと思います。
御殿場では霜が降り始めました。
強い風邪だけにはお気をつけて。
今週末の完成見学会、お気軽にお越しください。
2015/11/17