基本方針を見て・・・
7月3日ですが内閣決定されたのが「エネルギー基本計画」
今後の日本でのエネルギーについて基本的な方針が発表になりました。
経済産業省のホームページにも第5次エネルギー基本計画があります。
全部で106ページ・・・
中身を見てみるとかなりの部分に原発について文章が乗っているイメージ。
それは根本に「3E+S」があるからでしょう
安全最優先の(Safety)
資源自給率の(Energy security)
環境適合の(Environment)
国民負担抑制の(Economic efficiency)
あの原子力発電の事故。原子力への安全や環境問題、
そして今の電気代の基本料金に入っている負担するお金。
すべてが逆行してしまっているように感じるからこそ
今回の基本方針ではその部分を網羅しつつ、
次のステップに向かっています。
全文を解説するのは私の知識では無理ですが、
住宅に関する部分だけですがざっくりとご紹介させていただきます。
まずは太陽光発電をもっと発電コストを下げて安定した供給源にしたいようです。
実は太陽光発電の買取費用が電気を使っている皆さんの負担を増やしてしまっている。
これを抑制しなければ太陽光発電をすればするほど、
一人一人の金銭的な負担を増やしかねない状況になってきてしまっているのが課題。
次に燃料電池を活用した省エネルギーの推進。
基本方針によれば既に23万代以上が普及とありますが、
何年間をもとにしているのかがちょっと疑問。
さらに市場投入当初の3分の1以下の100万円を切る水準とあるが、
そもそも環境のことを思って個人住宅で100万円の投資がどれくらいの負荷になるか・・・
さらに2030年までにさらに500万台導入を増やすようだが、
新築住宅の着工件数年間94万戸(29年度持家・貸家の合計、今後はさらに減る?)で
年間41万台の燃料電池・・・40%以上の人が導入する・・・らしい。
まだまだ住宅業界だけでなくいろんな業種がつながって努力すべき内容がもりだくさん。
こうやっていくとまずわかりやすかったのが、
「住宅の省エネルギー化」という文字。(P34に記載)
ここにはすでにYAMATOの家でも取り組んでいる
熱の出入りが大きい開口部や壁等への攻勢のの建築材料の導入。
そしてエネルギーを消費する機械機器の省エネルギー化の取り組み。
窓や断熱材。LED照明や高効率の空調設備の導入などがこれに該当することでしょう。
この部分はこの基本計画でも「高い省エネルギー効果が期待できる」と書かれています。
エネルギー基本計画全部を理解するのは難しいかもしれません。
でも家づくりを考えている人がおそらくこのブログも読んでいるはず。
窓や断熱材、照明器具やエアコンなどどんな人でもわかりやすい
その1つ1つがもうすでに省エネルギーに貢献しているかどうかを、
左右してしまっているかもしれません。
難しいことの前に、家づくりでも簡単にできる環境配慮。
流通している安心安定された建築資材の中から、
皆さんの予算内でつくる環境に適合する家づくりも実現できるのではないでしょうか。
そのなにかきっかけになってくれればと思いご紹介させていただきました。
2018/07/05