耐震等級2
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
耐震等級2を取得し、屋根材はカラーベスト
外観は十分な壁量は取れているにもかかわらずなぜ?
僕も熊本でこのお宅を見たときは唖然としました、
ここも益城町になるとは思いますが、良く報道されている所とは
少し離れたなだらかな丘にある分譲地で、周囲の建物の9割は
残っている状態でした。
上記画像は日経さんが取り上げた建物です、僕らもこの建物には
現地で撮った写真や、グーグルアースを使い、自分たちなりに復元を掛けていました。
壁量・直下率・変心率は当然、4号特例が大きな弊害を生んでいることと思います、
4号を略すと、木造住宅です、4号の建物は建築基準のごく一部しか適合しません
それに甘んじた建物設計をする設計士はこの静岡でさえまだ多くいます。
1棟1棟を大切にする、現場だけの話ではありません、設計段階から4号に甘んじない構造計算をする。
それが設計士に求められる責務だと考えています。
しかしながら報道でもあまり出なかったし、ご家族の事を思うとこのブログに写真を載せることは
今まで、できませんでした。
写真には載っていませんが、このご家族は家の前のカーポートを利用してテントを
張って今現在も生活しています。
この右となりは何の損傷もありまあせんでした、左隣は1階部分が30度ほど傾いて
何とか潰れずに保っていました、その隣はこの2棟よりも築年数が経っていましたが、
無傷でした。
これは6月10日の写真です、一番右に移っている建物が
日経さんが取り上げ専門家の間でも検証させている建物です。
まだまだ、載せることのできない写真はありますが、1棟づつでも
公に検証していくことを願っています。
2016/06/23