YAMATOの家│大和建設株式会社│自然素材を活かし、伝統構法(木組み+貫工法)で木の家づくりをする静岡県御殿場市・自社設計の地域工務店です。  
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積もりましたね!!

ニュースでもにぎやかですが、

今日は御殿場にある

YAMATOの家でも、

この冬で1番積もりました。

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いつも渋滞にはまりたくないので

出社時間の1時間前には

会社に着くように家を出るのですが、

御殿場市内に入るころには

246号線が大渋滞でした。

会社について駐車場に入れば

車が雪にはまってしまうし。

でも、雪ってなぜかうれしいです。

となりの駐車場では子供たちの

「ゆきだるま~!!」っていう

楽しそうな声が響いていました。

飯塚もお客さんとの打ち合わせに

行ったはずが、

帰りながら、

御殿場のオーナー様宅へ行って

雪かきをして来たらしいです。

久しぶりの肉体労働だったのか、

「体が痛い」って帰ってきたときに

いっていました。

でも会社の雪かきは・・・

してくれないみたいです。

オーナーさんのためにっていうのが

飯塚らしさです。

これからが本格的な冬なのかなぁ

続! 構造計算の裏ワザ!!

では昨日のつづき。

YAMATOの家はどうなのか・・・

偏心率0.02の家は・・・

 

では、まずYAMATOの家で

必ず共通する部分から。

 

木造住宅において屋根の仕上げが、

筋交いの量を左右します。

軽い屋根とされるガルバリウム。

重い屋根とされる瓦。

屋根が重いほど構造材が沢山必要。

 

では法律でどんな感じか。
家に必要な筋交いの量が法律で

定められています。

床の面積当たりでこんな感じです。

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重い屋根の1階では

1㎡あたり33cmの筋交いが必要

と見ます。

 

YAMATOの家では、

屋根の材料に関わらず重い屋根の

係数を使用しています。

 

今回もガルバリウムの屋根なので

この時点で1階だと

33÷29=1.137931倍の

筋交いを配置。

 

次に静岡県建築基準条例に基づいて、

静岡県地震地域係数:Zs=1.2倍と

割増し:1.1倍を適応して、

1.2倍×1.1倍=1.32倍

さらに追加。

 

この時点で、

1.137931×1.32=

1.50206892倍。

 

この時点だけで、

建築基準法の1.5倍の

筋交いを確保することになっています。

 

ここまではYAMATOの家が

当たり前にやること。

この後は家の形や間取り、

デザインで変わってきます。

 

偏心率を調整するために、

追加で壁を配置すること1.13倍。

結果、

1.50206892×1.13=

1.6973378796となり、

建築基準法の1.697倍の筋交いを

配置して家づくりがスタートします。

 

1.697倍の筋交いを配置しつつ、

小さい数字の結果が良い偏心率は、

建築基準法の1/15の0.02。

耐震性には量と配置のバランスが

とっても重要です!!

 

今回は軽い屋根でしたが、

瓦だと減っちゃうの?

 

いいえ。安心してください。

 

最終的な余裕を多めに確保するように

私が構造計算します。

 

だからオーナー様は瓦でもガルバでも

好きな方を選んでもらえばいいんです。

 

細かな数字ばかりですみませんでした。

構造計算の裏ワザ・・・

前回のブログにて「偏心率」を

ご紹介させていただきました。

 

この数字が小さいほど、

耐震性に優れていると言えるのですが、

本当に優れているか・・・

 

実は耐震性をさほど上げずに、

偏心率を向上させることが

設計士には出来てしまうのです。

 

そう!!裏ワザがあるのです。

 

今日はその裏ワザを大公開!!

 

木造住宅で多く使われる構造部材に

「筋交い」というものがあるのは

多くの方がご存知かと思います。

 

まずはこの筋交いにも種類があります。

「片筋交い」「たすき掛け」です。

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筋交いとして使われる材料の大きさで

構造的な強さが変わるのですが、

片筋交いの強さをとした時に、

たすき掛けの強さはになる。

っと法律で規定されています。

 

なので、同じ家で同じ構造配置を

行うとたすき掛けは単純に2倍の

構造材があるということになります。

 

これをよ~く覚えておいてください。

 

では、ここで前回の「偏心率」へ。

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「重心」と「剛心」のずれが

「偏心率」になるので、

パターンAの方が偏心率が小さく、

耐震性に優れているはず・・・

 

ここで筋交い種類を入れてみます。

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パターンA-1では片筋交い。

パターンA-2ではたすき掛け。

同じ配置をすると偏心率が

一緒になってしまいます。

構造材はパターンA-2が2倍も

あるのにもかかわらずです。

 

単純な話です。

 

構造材の強さ、多さに関係なく

偏心率は調整できてしまうのです。

偏心率が良い=耐震性がある

ではない!!

 

これが書けると言うことは、

私も調整は出来てしまいます。

一級建築士なので、よ~く知っています。

 

じゃあYAMATOの家はどうなのか。

 

前回の「偏心率0.02の家」は

実際どうか!!

本当に耐震性に優れているか。

 

次回ブログにて

公開してしまいます!!

 

先に伝えます!!

数字ばかりのブログになります!

数字嫌いの方にはすみません。

傾きでなく、かたより・・・

昨年の傾きのニュースも、

行政からの処分が発表になりましたが、

 

私は「かたよりのない家」を・・・

 

かたよりって?

 

デザインや取り組みではありません。

家の耐震性を確保するために

構造部材の配置を検討中です。

 

耐震性を確保するためには、

構造部材が沢山あればいい。

そんなことはありません。

バランスが重要なのです。

 

そのキーワードは

「重心」と「剛心」

重心は簡単に言うと

物体の中心で、こんなイメージです。

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この図形が一番バランスがとれる点が

重心です。

 

つぎに「剛心」

家に配置されている構造部材の

強さの中心が剛心です。

 

この剛心は筋交いなど構造材を

どのように配置するかで変わってきます。

この写真のように

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どちらも構造材の数は一緒です。

 

ではどちらも耐震性が一緒か・・・

違います!!

 

地震などの力を受けた時は

重心にもっとも強い力が働きます。

っということは、

その点に構造部材の中心となる

剛心が配置されると、

地震にもっとも強く耐える

=耐震性を確保できる。

 

先ほどの図形に

「重心」と「剛心」を重ね合わせると・・・

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パターンAでは

「重心」と「剛心」がまったく同じ。

 

パターンBでは「ずれ」が生じています。

これが「かたより」

私にとって重要な「偏心率」になります。

建築基準法では偏心率が0.3以下

推奨値として0.15以下です。

 

オーナー様こだわりの家。

正方形でもない注文住宅。

 

間取りもデザインも考慮して・・・

そして耐震性も確保して・・・

 

建築基準法の1/15の

0.02という判定になりました。

そのこだわりの家がこちら。

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構造計算も終わり、まもなく着工。

たのしみ!!



 
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