8か月
8月もついに終わりを迎え、
いよいよ食欲の秋が近づいてきました。
8月決算の大和建設はなんだか一区切り、
1年を振り返る良い機会となりました。
今年の元日に起きた石川県の能登半島地震が
8か月も前のことになるなんて信じられません。
先月も宮崎県での大きな地震や、
南海トラフ地震に関する巨大地震の注意が呼びかけられ、
不安な日々を過ごした方々も多いのではないでしょうか。
YAMATOの家に家づくりのご相談に来てくださる方も
やはり耐震のことにはとても興味深くお話を聞いてくださいます。
YAMATOの家では全棟、
耐震等級3の許容応力度による構造計算を行っております。
耐震等級とは、地震に対する建物の強さを表します。
耐震等級1は建築基準法で定められた最低レベルで、
震度6から7 程度の地震に耐える程度の強度です。
耐震等級2はその1.25 倍、
一般的な病院や学校で採用されている基準です。
耐震等級3は耐震等級のなかでは最高ランクの1.5 倍となります。
これは、防災拠点となる消防署や警察書を新築する際に採用される基準と同等になります。
当然、目指すなら耐震等級3でしょ!
と皆様お考えだと思いますが、
耐震等級3といってもその中にまたランクがあるのです。
家の強度の確認には、次の3通りの方法があります。
表の黄色い図形がその計算方法を現しています。
①壁量計算
建築基準法で定められている、
最も一般的で多くの会社が採用している計算方法です。
壁の量だけで、地震や台風などの横の力(水平力)によって
建物が倒れないかを検証する簡易的な計算方法で
計算結果の資料はA3の用紙1枚程度です。
②性能表示計算
耐震等級2、 3を確保するために壁量計算に加えて、
「床・屋根倍率の確認」と「床倍率に応じた横架材接合部の倍率」を検証した計算方法です。
③構造計算
こちらがYAMATOの家が行っている計算方法です。
壁の強さ、部材の強さ、地盤・基礎の強さ
3つの分野全てを緻密に調べることができる計算のことです。
構造計算の計算資料(構造計算書)はA4の用紙で数百枚にもなります。
これで耐震等級3のランクの違いがお分かりいただけましたでしょうか。
より安心できる家づくりのために、構造計算によってより多くの項目に対する
強度の確認をすることが大切です。
今後起こるであろう大きな地震に備え、
構造計算による耐震等級3の家づくりが目指す強度の指標であることを
ぜひ覚えておいてくださいね。
石田
YAMATO基本仕様
耐震等級3(許容応力度による構造計算)・断熱等級6 ・制振・防音性能セルロースファイバー
設計事務所 YAMATOの家
https://www.yamato-k.net/house.htm
YAMATOの家 公式 インスタグラム
https://www.instagram.com/yamato_house/?hl=ja
YAMATOの家 公式 Houzz
https://www.houzz.jp/pro/yamatonoie/__public
2024/09/05