夏の暑さを乗り切る
前回に引き続き、夏の暑さを乗り切るエアコンの使い方について。
最近は、エアコンをこまめにオフにするより「つけっぱなし運転」の方が
おトクになることがあるという話を耳にしたことはありませんか?
これは、室内の温度が高いときにエアコンの運転をオンにすると、
お部屋を急速に冷やすために多くのパワーが必要になるためです。
いったん室内を適温にすればつけっぱなしでも
少ない消費電力でキープできますが、外出の度に運転をオフにしていては
室温が外気温からの熱を受けて高温になるため、
帰宅してオンするたびに「強運転」となってしまい、消費電力が増えてしまいます。
結論から申し上げると、
どちらのほうがお得になるかは外気温によって変わります。
冷房使用時において、住宅の断熱性、室内熱負荷などの環境によるものの、
外気温が35℃以上の“猛暑日”のような場合は、室温が上昇しやすいため、
「つけっぱなし」運転がお得ですが、
30℃程度までであれば、室内温度がそこまで上がらないため
「こまめに消す」運転の方が電気代の節約につながることが分かりました。
下のグラフが30分の外出を1日2回、1か月間行った際のエアコン稼働における電気代の差異です。
断熱性能が高い家ほど、つけっぱなし運転がお得になります。
しかし、つけっぱなし運転の場合でも24時間稼働は行わず、
1日のうち数時間はエアコンを休ませて自動おそうじ機能や内部クリーンを活用するのがおすすめです。
外出先から帰ってきたときの快適さも考えると、
猛暑日にはつけっぱなしにしておくことも視野に入れてみると良いと思います。
石田
YAMATO基本仕様
耐震等級3(許容応力度による構造計算)・断熱等級6 ・制振・防音性能セルロースファイバー
設計事務所 YAMATOの家
https://www.yamato-k.net/house.htm
YAMATOの家 公式 インスタグラム
https://www.instagram.com/yamato_house/?hl=ja
YAMATOの家 公式 Houzz
2024/08/15