「収納は大きい方がいい」は間違い!?
事前にオーナー様ご家族のご要望を書いていただく
「いい家づくりスクラップブック」でも
ほぼ必ずと言ってもいいほど書かれているのが
「今の住まいは収納が少ない」
「できるだけ大きい収納が欲しい」という収納に関する悩みです。
でも一方で興味深いデータがあります。
(日経DUALの記事より)
確かに収納面積が広くなるにつれて
不満の声が占める割合は減少しますが、
収納面積が延床面積の14%を超えると
満足度は急に上がらなくなり、あとはほぼ横ばい状態となります。
つまり、収納面積は広ければ広いほど良い、というわけでもないということが窺えます。
住空間収納プランナーという資格を私は持っていますが、
収納は「使うものを使う場所に」ということが鉄則です。
例えばリビングは爪切りや筆記用具・書類・リモコンといった細々したものから
鞄や上着などサイズが豊富なものまで、多くのモノに溢れていて散らかりがちです。
そこで、それぞれの指定位置(=収納場所)を作ってあげると
片付けやすくなります。
さらにラベルなどを貼ってどこに何をしまうか一目でわかると
「ハサミってどこにしまった~??」ということも減ります。
特にモノが増えやすい場所として
玄関にはシューズクロークを。
これだけ広いと、靴の他にベビーカーや
スポーツ用品などまとめて収納できます。
リビングにはリビング収納を。
こちらは中二階の下を収納スペースにしました。
上は畳コーナーになっていて、一石二鳥♪
寝室にはウォークインクローゼットを。
手持ちの服にあわせて、ハンガーパイプを2段にしたり
棚を可動棚にすると便利です。
キッチンにはパントリーを。
ちょうどダイニングなどからは見えない位置なので
すっきりして見えます。
などなど。
手持ちのものの量とサイズを測ると
意外と1畳程度の収納面積でも
棚の位置や高さなどを工夫すれば納まったりします。
是非検討してみてください♪
2019/05/08