職人道具!
先日、現場の墨出し(工事中に必要な線や
位置などを床や壁などに表示する作業)をしてきました。
そのときに大工さんが手に持っていたのがこちら。
この長~い定規、1間(約1.82m)の長さを測るためのものです。
『間竿(けんざお)』といいます。
お話を聞くと、昔は竹製の竿を使っていたそうです。
ただ、木材だと濡れて変形したり、しなったりする問題がありました。
そのため現在では、使い勝手がよいアルミ製が主流です。
アルミ製になると何が困るか・・・。
それは気温による伸縮が
僅かながら起きてしまうということです。
(誤差と言えそうなくらい若干ですが)
家を建てる際の基準となる大事な墨出し。
その長さをしっかり測ることが重要なのは言うまでもありません。
そこでその大工さんは、アルミ製を使いながら
わざわざ測り直して長さを確認しているとのことでした。
家は材料や工法がいくら優れていても
それを施工する人がきちんとしないと良い家は建ちません。
大事な工程こそ、手を抜かない大工さん。
そんな大工さんがいてくれるYAMATOの家は恵まれているな、
と感じました。
2018/05/14