意外と知らないこと
明日、4月6日(木)から春の全国交通安全運動がスタートします。
先日、仕事帰りに交通事故の現場検証が行われていたのですが、
トレーラーとバイクの衝突事故で、バイクを運転していた男性が
残念ながら亡くなられたそうです。
毎日のように全国のどこかで交通事故が発生しているニュースを
見る印象がありますが、平成28年度に発生した交通事故の件数は
全国で499,000件、そのうち、死亡事故は3,900名との事でした。
実は、死亡事故に関して言えば、家庭内で起こる不慮の事故で
亡くなられる方が交通事故よりも2倍~2.7倍ぐらい多いという事を
ご存知でしょうか?
『家庭内で起こる不慮の事故』とは、お年寄りが階段で躓いて転倒して
しまったり、リビングの絨毯で滑り、頭を打ってしまったり、ヒートショックによる心疾患、
熱射病などが挙げられます。
事件性が無い限りはニュースで取り上げられる問題とはならないため、
家庭内事故の方が死亡者数が多い傾向にある事に気付きにくいのかも知れません。
100%防げるとは言えないのですが、
階段に手すりが設置されている事(特にご家族の利き手に合わせて)、
段差が無くフラットな室内、カーペット等の滑り止め加工、地震などで家具が
転落しないように固定されていたら・・・と、考えると未然に防ぐ事が出来たものも
あるかも知れないなぁと感じました。
『今は何不自由なく生活出来るから』よりも、『将来の事を考えた家づくり』を
進めていただければと思います。
2017/04/05