熊本地震の国からの報告
熊本地震の発生から半年を迎えようとしています。
被災された皆様にこころからお見舞い申し上げます。
先日、国土交通省から
熊本の地震における建築物被害の報告書が公表されました。
どなたでも、国土交通省のホームページからご覧になれますが、
私の方で、ざっくりと木造住宅についてまとめさせていただきます。
木造住宅でもっとも被害が大きかったのは
旧耐震基準とよばれる昔の基準で今も建っていた家。
比率でいうと倒壊・崩壊した28.2%がこの
旧耐震という1981年5月以前のもの。
その後、接続金物の仕様が決定されるまでの物が9.7%、
現在の基準法でも倒壊・崩壊したものは3.8%だったようです。
現在の基準で倒壊したものの中には、
金物がついていながらも、
その金物を固定していた釘が施工上正しくなかった、
もしくは金物の接続方法が正しくなかったようです。
現状のまとめでは、
旧耐震基準の家は耐震をしてくださいっというのと、
構造部材にはしっかり金物をつけてください。
これが施工上。
あとは住宅性能評価や長期優良住宅を活用してください。
っと言うのが現状のまとめのようです。
ざっくりとなってしまいましたが、
静岡県の私たちだからこそ、国の見解も踏まえて
今後の家づくりにもいかして行く必要があると思い
ご紹介させていただきまいした。
2016/10/10