YAMATOの家│大和建設株式会社│自然素材を活かし、伝統構法(木組み+貫工法)で木の家づくりをする静岡県御殿場市・自社設計の地域工務店です。  
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建築はやっぱり難しい

数日前のニュースをもとに今日のブログスタートです。

 

2019年4月に起きた火災。

その場所がフランスのノートルダム大聖堂。

建築の勉強をしていなくとも、

どこかでノートルダム大聖堂は聞いたことがあるのではないでしょうか。

 

あのノートルダム大聖堂の火災発生。

その時も私はブログを書きました。

建築の勉強をしたものにとっては

ノートルダム大聖堂はとっても大切な建築物の1つでしょう。

それはゴシック様式という建築の1つの手法を用い、

さらには構造的も美しいフライングバットレスという技術。

そして私が好きなデザインの1つの左右対称。これぞシンメトリー!

他にもディズニー映画「ノートルダムの鐘」にもなる建築物。

もちろん観光地として、さらにはフランスの皆さんにとっては大切な憩いの場や

国を代表とするシンボルとして、宗教的な意味合いを考えても

すごく大きな存在。

 

その火災から1年以上が経ち、

ついに復旧の方向性が決まってきたようです。

2つあったようです。

今まで通りに作り直すか。

現代的なデザインを取り込むか。

 

これが建築の難しさです。

まず1つに取り壊すという選択としてなかったことに

私はフランスの皆さんに敬意を表したいです。

なんでもちょっと痛んだら新しくすればいい。

スクラップ&ビルドの考えをもつのはいかがかと思う。

特にこういう歴史的に文化的に、芸術的に宗教的に

意味深いもの、場所、空間、時間を残すことの難しさ。

難しいからこそ、後世に残すことを今現在の人が行わなければならないと思う。

 

そして2つの選択の本当に難しさ。

今まで通りに直すといっても、これまた難しい。

材料や技術、コストや、今現在の地球環境など。

さまざまな条件を全てクリアしなければ今まで通りには直せない。

しかも今まで通りといっても人々の記憶の違いがこれまた難しい。

日本でも姫路城の修理が終わった時に「白すぎる」といった声がでるように、

対象物へのイメージというのはおのおの微妙に違っている。

昔通り!といってもどの昔を再現するか。これも難しい。

そしてもう一つの現代的なデザインを取り込む。

これは建築士としても難しい部分。

新しいことをやりたいと思いつつも、歴史的なものへの愛着。

日本でもこういった事例はすでにあって、

大学時代に私が住んでいた横浜は積極的だった。

旧第一銀行横浜支店や日本興亜損保横浜ビルのように

歴史的な建物を部分的に残しつつ、現代建築を組み込む。

これが登場した時に建築雑誌を買い実物を見に行ったものです。

この2つのうち1つに絞るというのは建築に携わるものとしても難しい。

 

ただ、方向性はついに決定。

今まで通りの形に戻していく方向性のようです。

本当の理由はどうかわかりませんが、

2024年のオリンピックまでに直すには

新しいデザインを練り上げて完成するまでにちょっと難しいらしいです。

 

いろんな思いがあるのかもしれません。

建築は時には戦争の加害者や被害者になることもあるほど

シンボリックであり、時には宗教的でもある。

 

でも世界中がいろんな意味で注目していた

あの火災から一歩でも進むことができたことが素敵です。

2024年以降。

私も古いけど新しいノートルダム大聖堂を拝見させてもらいたいものです。

 

たまにはちょっと建築の歴史的なブログとさせていただきました♪

 

YAMATOの家 峯田

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2020/07/12
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