上位クラス♪
さてさてYKKAPを基準にして樹脂サッシがAPW330しかないかというと・・・
そんなわけはありません。
YKKAPのホームページを見ればすぐわかります。
APW430シリーズやAPW511シリーズ、APW230など
APWシリーズでもたくさんあります。
そしてAPWの後の数字が大きくなると
断熱性のが高くなるイメージをするかもしれませんが・・・
そういうわけでもありません。
APW430シリーズがトリプルガラスの樹脂窓として
熱貫流率0.90W/(㎡・K)という1.0代を切るかたちで
YKKAPのなかでは最上位クラスとして流通しています。
じゃあなんでYAMATOの家で使っていないのか!
全く使っていないわけではありません。
見学会を開催させて頂いたYAMATO東田中の家にも
APW430シリーズを1ヶ所使いました。
テレビの後ろにある窓がAPW430シリーズです。
これは断熱性のというよりは意匠性を優先して利用。
さらに超高断熱・高気密を実現したこちらのYAMATOの家では
適材適所でAPW430とAPW330真空トリプルを使用しました。
ちなみにAPW430シリーズは本州ではつくっていなくて、
北海道工場から作って運んで来てくれます。
さてこのYAMATOの家・・・
通常通り施工したYAMATOの家は御殿場と小山町のエリアでは
外皮平均熱貫流率(UA値)が0.57W/(㎡・K)前後で
国の基準のUA値0.87W/(㎡・K)を軽くクリアしているので
断熱等級も最高の4を取得できるのに対して・・・
外皮平均熱貫流率が0.4W/(㎡・K)かつ、
気密測定もしましたが0.21cm2/m2という驚異的な数値。
これはマニアックなかたならわかるHEAT20という基準のG1相当という
ものすごい驚異的な数字・・・
そのため、全館空調に第一種換気を搭載。
基礎断熱と付加断熱ももちろん施行しました。
窓、断熱材、システムで管理するアクティブデザインの手法。
真冬の御殿場、室内で半袖のTシャツで生活していた
オーナー様ご家族の元にヒートテックを着て行ったら
冬なのに室内で汗が出てくるほどの高断熱・高気密レベル・・・
YAMATOの家では最上位クラスのAPW430がスタンダードに使えないではなくて、
オーナー様ご家族のご要望次第では使う事ができるが、
①御殿場で普通に寒くもなく、暑くもなく、結露もしにくい窓ってどれ?
②多くの皆さんに住宅を提供するための価格が実現できる窓ってどれ?
③本州で作っている何かあった時にすぐに対応できる窓ってどれ?
④使い勝手・意匠性も優れたものが多い窓ってどれ?
そしてプロのYAMATOの家が実物をみてオーナー様ご家族に
ご紹介できる窓ってどれ?
の結果が今はAPW330シリーズという事です。
だからYAMATOの家のスタンダードは
世界のスタンダードでもある樹脂サッシ。
その中のAPW330シリーズという事。
ちなみに上位クラスの方がいいというのであれば、
LIXILが開発したレガリスという窓もしっかり語ってもらわなければ♪
熱貫流率0.55W/(㎡・K)という驚異的な数字。
5枚ガラスを搭載した窓。
価格は1枚で、通常の住宅で使うサッシのトータル金額を軽く超える金額。
1ヶ所数百万円なり♪
窓だけでこれだけ語る建築士・・・
自分で言うのもなんですが、ちょっとうざくなってきますよね。
ただ、オーナー様ご家族に窓とはなんぞやを語れることが
YAMATOの家の設計そして建築士として必要だと思い勉強してきています。
さてとそろそろお次にいこっかな~♪
YAMATOの家 峯田
2019/08/16