太陽光発電の今後は・・・
2月24日に経済産業省より
固定価格買い取り制度についての、2015年度の買い取り価格案が
発表になりました。
簡単に言うと、
太陽光発電など再生可能エネルギーでつくる電力を
いくらで買い取ってくれるかの金額の
案を提出したって感じです。
正式には3月中旬に決まるようですが。
今回の目玉は、
「太陽光発電の買い取り金額を下げて、
風力や水力の発電をもっとやろう!」
っていうところです。
太陽光発電の買い取り価格の推移はこのグラフのように
毎年、右肩下がりで順調に下げられています。
2015年度の太陽光発電は、
10kw未満で、33円(2014年度から4円減)
10kw以上は、4月から29円(2014年度から3円減)
2015年7月からは10kw以上は27円になります。
風力や水力、地熱などは2014年度の金額で据置。
バイオマスは最も高く40円。
でも、一般家庭で
水力や風力、地熱、バイオマスをやるメリットも設備もありません。
一般の家庭が再生可能エネルギーに貢献するのは
太陽光発電しかないのが現状です。
蓄電池もありますが、
まだまだ金額が高い。
そこから見えるのは、
戸建て住宅には少し落ち着いてもらっておこう。
そんな雰囲気が読み取れる状況になってきました。
また、金額を下げる理由としては、
このままのペースで太陽光発電の導入が進むと、
2030年には約1億4千万キロワットになるみたいです。
再生可能エネルギーが増えることは素晴らしい
って単純に思うのですが、
政府の試算では、
この数字だと送電設備が足らないくなるので、
増強のために国民負担が年間2.7兆円もかかるらしいです。
太陽光パネルを皆さんの負担で行わせて、
さらに、設備を整えるために国民に負担させる。
補助金も打ち切り、買い取り価格も下げる。
国民の負担は税金や電気代でとられるのは目に見えています。
なんのための再生可能エネルギーなのか。
太陽光発電を推奨するハウスメーカーさんや工務店さんがあります。
太陽光発電のメリットだけしか話せないパートナーではなく、
今後の社会情勢や太陽光発電のデメリットなども
しっかり話せるパートナーを見つけていくことが、
これからの再生可能エネルギーの利用には必要かもしれません。
2015/02/25