0.1秒の戦い!
スポーツをみていると0.1秒という時間の勝負を目にします。
今話題の甲斐キャノンも0.1秒単位の動作の削減で
盗塁を阻止して日本一のチームになったようですね。
そんな0.1秒という世界と遠そうな家づくりの設計担当。
そうでしょうかね?
実は私もこの0.1秒という時間の削減と毎日戦っています。
なんでか?
ではここで問題です!
ただいま打ち合わせ中のオーナー様ご家族の
1階の平面図を書いた図面があります。
その図面には何本ぐらいの線が書いてあるでしょうか!!
チク♪タク♪
チク♪タク♪
チク♪タク♪
なんと!!
4万本以上の線が書いてあるようです!
さすがに数えてはいませんよ♪
パソコンが教えてくれました。
では次の問題です!!
どちらの画面が私のパソコンの画面でしょうか?
①
②
チク♪タク♪
チク♪タク♪
チク♪タク♪
正解は・・・
②が図面を書くソフトの私の画面です。
何が違うかというと、
この写真のように線を描いたり面積を測ったりするために
選ぶツールが表示されていません。
なぜ表示されていないかというと、
すべてキーボードでツールが選べるように設定してあるから♪
そう、マウスで選択するより、
マウスを持っていない左手は常にキーボードをたたいている。
もちろんなんのボタンを押せば何ができるかはすべて暗記。
さらに、線の太さや線の種類も自動で変わります。
そして作業画面を広く使うのは設計にとって鉄則だから。
そう!ここが設計の0.1秒単位の戦いです。
4万本の線を0.1秒だけ早くかけると
なんと1時間6分40秒も図面が早くかけます!
1枚の図面で1時間の短縮。
YAMATOの家で1つの家のための
各図面が30枚以上かる~く♪・・・
ということは図面が完成するのに1日以上短縮できる!
その分、ほかのオーナー様ご家族の図面やデザインを
じっくり検討できる。
ということはまたいい家をつくることができる。
0.1秒・・・
そしていい家・・・
鬼のようにカタカタカタカタカタ!!
今日もキーボードを打つ音が鳴りやまない!!
一級建築士 峯田
2018/11/08