何を教わるか…
ふと思ったこと。
自慢できるようなところではありまでんが、
私も一応、建築科の大学を卒業しました。
ただ、今思うこと・・・
詳しくは違う学部なのでわからないですが、
医学や看護、調理や美容などは
大学時代から実習というものがあるのに、
なぜ建築科って実習がないのだろう・・・
人が生きるために必要な衣食住
その「住」を担う学科のはずが、実習という授業は皆無。
勉強は建築の歴史や構造、もちろんデザインも。
ただ、建築士免許を取得するときのように
未だに手書きの図面を一生懸命に勉強する。
社会に出た瞬間、パソコンを使ったCAD。
さらに家やマンションを創るために作るのは
図面より多い事務作業の書類の山。
建築学科で夢見る、巨匠のような建築家。
実際は事務作業がメインの建築士。
夢と現実のギャップに驚く建築学科卒業の若者。
私自身は運よくチャンスがあったので、
大学2年生の時には都内の設計事務所でアルバイトができ、
その時から住宅性能表示制度や役所周り、
膨大な書類の製作を体験できたかなり恵まれた環境がありました。
学校。大学。建築学科・・・
何を教わるのか。
大卒というステータスだけなのか、
専門職としてのスキルなのか。
一生懸命勉強している人を見ていたら、
自分は大学で何を学んできたのか。
ちょっと問いただしたくなったので
ブログで自問自答してみました。
ただ、珍しいと思います。
専門の学科で実習がない建築学科。
これって私の大学だけでしょうか?
2018/02/23