全国的な底上げ
昨日は国土交通省、
今日は内閣府からのご紹介です。
先月末ですが「防災に関する世論調査」の結果が発表されました。
防災に関する内容を調査したようです。
全国3,000人の男女での結果。
2025年には耐震性が不十分な住宅をおおむね解消したい・・・
これが目標のようです。
その為には「耐震診断を実施したか」を調査。
静岡県耐震診断補強相談士として気になったのでご紹介です。
全国の結果はどうだったと思いますか?
実は・・・
耐震診断を実施していないのが
なんと51.5%!!
半数以上の人が耐震診断を実施していない・・・
これが全国の結果。
では静岡県はどうだとおもいますか?
平成26年度の情報ですが
耐震化を実施したのが
82.4%
まだ100%とまではいっていませんが、
全国から比べたらものすごい高い割合。
耐震診断どころか耐震化がもうすでに進んでいます。
82.4%は住宅について。
2020年には目標が95%になっています。
本当は100%と言いたいところですが、
耐震化することにもやはりお金の話があるのが現実でしょう。
さらに災害時に拠点となる建築物として
市役所・警察署・消防署・小中高・体育館などは
すでに95.3%が実施済み。
2020年には100%が目標です。
ただ、その耐震診断を実施した内容を見て疑問が・・・
項目で不特定多数の人が利用する建築物について
ホテルや飲食店、映画館や銀行などのこと。
ここについて現状で72.5%!?
目標が86%!?
高いのか低いのか・・・
確かに耐震化するのにも住宅以上のお金がかかる。
今日、お休みだった方も多いかと思います。
皆さんはどこにいかれましたか?
ショッピングセンター!?映画館!?ホテル!?
美味しいランチを飲食店で!?
これらの場所にいませんでしたか?
耐震化を強制することは個人の自由に反することでしょう。
ただ、危惧されている地震があることは頭に入れて欲しい。
今日はちょっと数字ばかりだったですが、
一級建築士として、そして、
静岡県耐震診断補強相談士として
発信させていただきました。
2018/02/04