どうして高断熱サッシが結露した!?
「えっ!?高断熱サッシで結露した!?」のブログ3日目。
そろそろ飽きたかもしれませんが、
まだまだお付き合いください。
ではLow-E複層ガラスの樹脂サッシが結露した原因。
窓ガラスの下部から5㎜程度の範囲が結露。
樹脂の窓枠は結露していなかった様子。
その結露の原因は「ヒートブリッジ」
ヒートブリッジは日本語訳するとわかりやすいです。
「熱(ヒート)の橋(ブリッジ)」
橋を渡るように、ある部分で熱が伝わりやすくなっている状況。
建築士として表現するには「熱橋(ねっきょう)」ですかね。
簡単に言うと熱を通しやすい材料のイメージは?
「フライパンやヤカン」です。そう「鉄」
Low-E複層ガラスを構成している2枚のガラス。
その2枚の間にスペーサーと呼ばれる材料を入れて
窓の間に一定の空間をつくります。
このスペーサーが「アルミ」だった。
アルミももちろん熱伝導率が高いので
寒い外の温度を伝えやすい。
他の部分は樹脂で作られているので熱が伝わりにくいのに
このアルミスペーサーが熱の橋となって結露の原因となっていた。
これから入るともう一つの
Low-E複層ガラスアルミ樹脂複合サッシが
窓だけでなく窓枠の下部も結露しやすいのがわかるかと思います。
単純にアルミは熱伝導率が高いから。
ではなぜガラスも窓枠も下で結露してしまったのか。
それはまた明日。
2018/01/04