それを押す意味
先週からでしょうか。
あるニュースが私にはとても重要なメッセージのように
伝わってきます。
選挙・・・もありますが、
あるメーカーさんが
製品の完成検査の書類を偽装していたというニュース。
検査が終わった後に作られる書類には
資格をもった人の「印鑑」を押す必要があるようですが
無資格者が印鑑を押していたという事。
これ、私にとってもかなり大切な事。
日々、設計業務に携わっていると印鑑を押す場面が多々あります。
それは法律でも、許可を提出するときの図面には
作成者の印鑑を押す必要があります。
これ、ただ押している訳ではありません。
建築士免許を持った建築士が
責任をもってこの図面を承認しますよ。
っていう大切な行為。
そして、印鑑を押すという事は、
もし不正があったときには法律に基づいて
「罰則」がかせられるってこと。
その条文を見ると、完全に犯罪者です。
建築士免許のはく奪や罰金、さらには懲役も。
無資格のその人にいくら経験値があっても建築士ではない。
今回のニュースは建設業ではなかったですが、
このニュースで各業界の有資格者の大切さを日本政府が
認識してくれることを切に願いたいと思います。
2017/10/11