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設計士のタマゴになるには・・・
設計担当として家づくりに
携わっていますが、
事務所にいる時に約9割以上
パソコンに向かって何をやっているか。
実はインターネットで遊んでいる?
ではありません。
ご提案用のプランやパース、
オーナー様の家の図面や
打ち合わせ資料などを
作っています。
その中で、
「これが書けたら設計士のタマゴ」
っとこの業界に入った時に言われた
図面を今日はご紹介します。
なんだと思います?
平面図?
立面図?
パース?
いえいえ「展開図」と言うものです。
平面図や立面図は描けて当たり前。
この「展開図」というのが
かなりやっかいな図面です。
そもそも展開図とは?
立体を切り開いて、
平面に伸ばしたものっていう定義です。
サイコロを使うとこんな感じです。
家も同じように、
平面的に伸ばして、
壁を正面からみた時の図面を書きます。
簡単そうに思えるかもしれません。
実物があれば簡単なのですが、
この図面で職人さんが家を作るのです。
スイッチ、コンセントの位置や
窓の納まり、棚の位置、高さなど。
仕上げや設備関係もわかっていないと
書くことができない。
一通りの知識がないと書けないのです。
しかも注文住宅ならなおさら。
これが家づくりの「展開図」
YAMATOの家でもこんな感じで
全部の部屋について書きます。
良くわからないですよね?
ここで登場するのが「パース」
オーナー様とはこっちを使って
打ち合わせをしています。
展開図は誰が見るの?
すべての職人さんと現場監督です。
職人さんはこの平面を
立体的に作り上げちゃうすごい人!!
そうして完成したのがこちら。
やっぱり実物が一番カッコイイ!!
平面的な展開図をここまで
仕上げてしまうのです。
これができて、
やっと設計士のタマゴになれる。
ヒヨコですらないので
ニワトリになるにはまだまだ。
一つの家を作りには
まだまだ沢山の図面を書きます。
他の図面もまた別の機会に
ご紹介できればと思います。
2016/02/28
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