「無垢の仕上げ」パイン編
室内の雰囲気を決定づける仕上げでも
大きな要素の1つが床の仕上げです。
あるオーナー様ご家族との
打ち合わせのために取り寄せた
カタログを見ながら、
皆さんにもご紹介していこうと思い、
連続ではありませんが、
気まぐれにいろいろな樹種をご紹介
していこうと思います。
本日はメジャーな「パイン材」
パイン=「松」のことです。
でも、パイン材といっても
その種類は50種類以上あります。
原産地が変わると名前も変わり、
レンドパイン、シルバーパイン、
ボルドーパイン、ポンデロサパイン
などなど。
その名前だけではイメージがつかない
ものばかりです。
木の大きな分け方として
「針葉樹」と「広葉樹」がありますが
パイン材は「針葉樹」に属します。
針葉樹の特徴としては、
「柔らかさ」があげられます。
なのでパイン材はやわらかい樹種に
分類されます。
その柔らかさが
足腰への負担を軽減させることや
熱、光、音、湿気の吸収が良く
室内を裸足で生活する日本人に
あった床材とも言えます。
そして針葉樹は
「フィトンチッド」っという成分が
広葉樹にくらべ多く含まれています。
「フィトンチッド」と言われても
分かりにくいかと思いますが、
木の香りの事です。
森林浴をするとリフレッシュするのは
この成分のおかげです。
その成分がパインにも多く含まれ、
心理的な癒し効果もある材料です。
その他には
カントリー風に多く使われる理由の
「節(フシ)」があったり、
当初は薄黄色の表面が、
時が経つほど「飴色」に変化するなど、
いろいろな表情をもつのが
パイン材です。
YAMATOの家ではこんな寝室も
ご提案させて頂きました。
どちらもパイン材ですが、
ちょっと着色して
リゾート風の寝室っというのも。
その他には
床だけでなく壁や天井にもパイン材で
仕上げた家づくりもあります。
今回はパイン材でしたが、
またの機会に別の木材のご紹介を
させて頂きたいと思います。
2016/03/01