YAMATOの家│大和建設株式会社│自然素材を活かし、伝統構法(木組み+貫工法)で木の家づくりをする静岡県御殿場市・自社設計の地域工務店です。  
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羽切徹の現場レシピ OPEN

ついにわたくし、羽切徹の現場がはじまります。

このコーナーは、なかなか知ることのできない現場のさらに現場

仕上げ材のしたのした、家の中のなか。の造り方をご紹介しようと思います。

 

同じに見えて、同じじゃない。ここが!一番 大切 なんです

ここで 家の価値 が大きくかわります。

 

ちなみに僕が考える家の価値は、もちろん現場ですので、

メンテナンスがどれだけかからないか。

この一点に絞っていきます。

あ、やっぱりもう一つ。デザイン性にもこだわります。

あと、職人さんの技術にも、いややっぱり全部にこだわります。

 

さっそくですが、記念すべき一品目。

YAMATOの家ではおなじみの左官による外壁の塗り壁です!

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僕も他社にて左官塗り壁には携わってきましたが、

これが本当だ!という塗り壁にであったときは感動しました。

そのレシピをご紹介します。

 

YAMATOの家の外壁左官塗り壁の違いを堪能してください。

まず、左官工事に入る前の下準備です。

(ここに至るまでに、 構造用合板→防水紙→胴縁 の前段階がありますが、割愛とさせていただきます)

ラス貼りです。ここ!チェックポイントです。

長持ちする外壁はここで決まる!!と言っても過言ではないでしょう。

 

ラス材にはいろいろと種類が出ていますが、大きくわけると二種類です。

波ラスと平ラスです。

違いは名前の通りです。

波状となっているか平らかという違いですが、どちらを使うかによって大きくかわります。

料理でいうと、塩を使うか砂糖を使うかくらいの違いが出ます。

波ラス

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平ラス

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これだけだとわかりにくいので、塗り壁の性質について

勉強する必要があります。

 

みなさまは住宅の基礎と言われる部分…鉄筋コンクリートをご存知かと思いますが、

その仕組みと似ています。

よく見かける下のような部分が基礎です

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コンクリートと鉄筋。

お互いがお互いの弱いところを補う。

 

そして、お互いのよいところは伸ばす。

だから、家をがっちりと支えることができるのです。

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そう!そうなんです。

 

この理論を塗り壁に例えると、塗り壁材はコンクリート。ラス材は鉄筋なのです。

お互いがかみ合わなければ、悪いことだらけですが、かみ合えばよいことだらけです。

塩を入れたつもりが砂糖入れていた…では済みませんね…

だから波ラスを使うんです。

というか、波ラスを使わなければだめなんです。

 

まず、ここを押さえておけば、五年後…ヒビだらけの家にはならないでしょう。

次に下塗りです。

下塗り作業風景。

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ここでじゅうぶん鉄線に絡ませます。

下塗り熟成中。

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一~二週間ほど熟成させます。

中塗り作業風景。

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ここで丈夫な下地を作りつつ、仕上がりの美しさに配慮した、

職人さんの影の腕の見せ所です。

ここで!チェックポイント!!

この中塗りの段階でさらに、中塗り材に絡ませながら繊維系メッシュでぐるぐる巻にします。

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なかなかここまでやってくださる職人さん、会社さんはいませんね。

なんて簡単に言っていますが、しないで困るのはお客さんですからね…とっても大切な工程です。

そしてさらに一週間~二週間 熟成させます。

そしていよいよ仕上げです。

仕上げにも、下塗りと上塗りがあります。

まずは、下塗りです。

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こちらは次回(来月予定)の内覧会させていただくオーナー様のお家です♪

ここまで来ると、家全体の雰囲気が見えてきます。

ですが、、まだ下塗りです。

 

膜を張ったところでいよいよ!!

上塗りを行います。

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上塗りする際に、模様をつけていきます。

ちなみに上の写真のお家は今週の10月17日~19日で行わせていただく内覧会のお家です♪

そうして完成です。

 

写真ではわかりにくいですが、

実際のものを見ると、左官塗り壁特有の柔らかさや、重量感、高級感。

これだけの工程を経て造られる左官塗り壁は、時を経て風合いが増し、

すたれることのない不変の美しさを保ちます。

 

それでは記念すべき第一回 羽切徹の現場レシピを終わりにします。

ぜひ、みなさまの家づくりのご参考にしてください。

 

本物は時が経つほど美しい。

次回もお楽しみに



2015/10/14
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