羽切徹の現場レシピ 第7章《2》
みなさん、おはようございます!こんにちは!こんばんは!
本日は、第7章のパート2ということで、
内装左官、シラス壁の下地処理編です!
パート1で、取り合いの部分養生について書きましたが、その続きとなります!
シラス壁を塗る壁の下地はプラスターボードと呼ばれる石膏ボードで、
それは大きさがあり、面積が広いとどうしてもボードとボードのジョイントが出来てしまいます。
(赤丸したような場所です)
このようなところに、左官をそのまま施工してしまうと、
クラック(ひび割れ)を起こしやすくしてしまいます。
そうならないように、ジョイント部分にある対処をしてあげなくてはなりません!
それが、
この、茶色いテープのように見える部分です!
紙テープを貼っているわけではございません
これは、YAMATOの家でシラス壁を仕入れている『高千穂シラス』さんからシラス壁の
材料と一緒に購入しているもので、この紙を専用のノリで貼り付けています。
その際に気をつけることは、テープとボードの隙間の空気を抜くように
指でしっかり押さえて貼ることです!
隙間があると仕上げた後に膨らんだりし、仕上がりに影響を及ぼします!
多くの面積を塗るとなれば、そのぶんジョイントは多くなり、下地処理も多くなりますが、
仕上がりを綺麗にするために、一箇所一箇所丁寧に工事を進めます。
写真だけでは分かりにくいかもしれませんが、パート1、パート2の行程だけで
面積にもよりますが、かなりの時間がかかります!
それだけ、手をかけるからこそ、仕上がりも美しくなるのです!
では、次は実際に塗る工程をお伝えします!
本物は時が経つほど美しい
2016/01/14