羽切徹の現場レシピ 第8章《2》
みなさん、おはようございます!こんにちは!こんばんは!
本日は前回に引き続き、基礎工事についてお伝えしていきます!
前回は遣り方(丁張り)についてお伝えしましたが、
今回は『型枠』についてお伝えしたいと思います!
鉄筋組立工事の前に行われる型枠工事は
外周のみをまず組み立てます!
型枠には大きくわけて、コンパネと呼ばれるベニアを使用して行う場合と
鋼製型枠と呼ばれるもので行う事があります。
鋼製ではコンクリートの仕上がりが平滑に綺麗に仕上げる事ができるという
メリットがありますが、注文住宅など、家の間取りが複雑で標準的な数値でない場合には
対応できなかったり、高基礎など基礎の高さが高くて鋼製型枠の高さの仕様から
外れてしまうと使えないなどというデメリットがあります。
そういう時はコンパネで施工します。
コンパネで施工する場合は上記のデメリットに寸法をあたり、
加工が可能なのでより柔軟に対応する事が可能です。
しかし、外側と中側の型枠を固定するのに、セパレータやPコンと呼ばれるものをしようし、
Pコンの穴が施工後に残ってしまうため、モルタルで埋めてあげなくてはなりません。
今回は少し基礎を高くしているので、コンパネで施工しています!
型枠の後ろに見えるのが、パイプとそれを固定している杭と金物なのですが、
よく見えませんね
後々、生コンクリートを流し込む際に、流し込まれるコンクリートってかなりの圧がかかるんです!
その圧に耐えられないと型枠が外れてしまったり、
基礎の通りが曲がり孕んだ基礎となってしまうのですが、
それを防ぐためにしっかりと押さえているのです!
基礎のカネや通りはこの型枠にかかっています!
しっかりした施工は綺麗なものをつくりあげます!
また、この型枠を組む際にも、前回の丁張りがあると通りを
しっかり確認できるのでとても便利です
この作業を繰り返し、外周を組み終えたら次は鉄筋組立工事になります
それでは、次回もよろしくお願いします
本物は時が経つほど美しい…
2016/02/13