これも大切なデザイン
毎日が猛暑。酷暑。御殿場もとにかく暑い日々ですね。
そしてこの暑さで注意したいのが「熱中症」です。
水分はもちろん塩分、さらに余計な外出はさけるなど
いろんな対策を行っているかと思います。
そんな時にもうすでにご覧になって事がある方もいらっしゃるかもしれませんが、
環境省の「熱中症予防情報サイト」
熱中症の危険度を5段階で表示してくれています。
「危険」「厳重警戒」「警戒」「注意」「ほぼ安全」
そしてしっかり色分けされていたのですが、
この「色」の配色がちょっとうまくいっていなかったようです。
なぜ?というかたと、そうだよね!というかたがいらっしゃるかと思います。
それは日本に300万人以上いると言われる色覚障害の方。
まだ色覚障害も表現について議論が続いていますが、
現在は絶対に色弱という言葉は使ってはいけませんよ。これは差別にあたります。
日常生活上はほとんど支障もなく、そして本人も気が付いていない事もある色覚障害。
今回の暑さ指数を表していた「危険」と「厳重警戒」そして「注意」の3色が
色覚障害の方々にはちょっと認識しにくい色分けでした。
危険と注意が同じでは判断が大きく変わってしまいます。
なのですでに配色について検討に入ったようです。
これも大切なデザイン。
大きくまとめると「ユニバーサルデザイン」と言われるものです。
文化や言語、国、性別や年齢も。
どんな違いがあってもみんなが利用できるデザインがユニバーサルデザインです。
日本は今、東京オリンピックに向けて動いています。
そう、バリアフリーだけでなく、海外から来てくれる選手や応援団の皆さんは
文化も言語も、当たり前ですが国も違います。
その時に活躍するのがユニバーサルデザイン。
オリンピックという大きな舞台でも、そして日々の熱中症対策でも。
とっても大切なデザインが皆さんの日常を支えてくれていますよ。
今日は気になったニュースよりご紹介させて頂きました。
2018/07/18