新年に豆知識♪
さてさて新年を迎えて2日目。
そろそろテレビを見るのにも飽きてきていませんか?
ではでは、新年なのでちょっと豆知識をご紹介させて頂きます。
今回の情報提供者は、
「YAMATO沼田の家づくり」のオーナー様ご家族の「お父さん」
もともとは「棟梁」だったので家に関しての知識も盛りだくさん。
ではご紹介させて頂きますね。
白川郷などでは今頃「囲炉裏」を囲んで家族団らん。
そんな風景も見れるかもしれませんが、
現在では「スマホ」を囲んで家族各々って感じでしょうか。
そんな「囲炉裏」の空間での豆知識。
囲炉裏の真ん中にこんなもの見たことありませんか?
※写真は「フリー写真素材(写真AC)の物を使用させて頂いております。YAMATOの家づくりではありません。
囲炉裏の真ん中にぶら下がったヤカン。
ご紹介したいのはヤカンではなくてそのぶら下げている物
「自在鉤(ジザイカギ)」と言うもの。
これは鍋やヤカンを吊るして火の調整ができるようになっている昔の道具。
この辺はインターネットで調べても出てくるのですが、
教えてもらった「豆知識」は
この自在鉤の「材料と語呂」について。
魚の細工がしてある部分は
「松(マツ)」の木でつくる「鯛(タイ)」が良い。
次に鍋などをひっかける部分は
「鍬(クワ)」の「柄(エ)」。
そして吊るしている支柱となる部分は
「孟宗(モウソウ)」という竹が良い。
※元の写真は「フリー写真素材(写真AC)の物を使用させて頂いております。YAMATOの家づくりではありません。
これをならべると・・・
「松」 の 「鯛」 「鍬」 の 「柄」 「孟宗」
「マツ」の「タイ」 「クワ」の「エ」 「モウソウ」
「マツダイ」「クワエ」「モウソウ」
「末代」「加え」「申そう」
「末代まで加え申そう(マツダイマデクワエモウソウ)」
こうなります。
簡単に言うと、この自在鉤が吊り下がっている囲炉裏を囲むという事は、
「世代を超えても仲間として認めますよ」
って言う感じになります。
粋な演出だったようです。
これが元棟梁から教えてもらった豆知識♪
この豆知識はインターネットを検索してもまだ見つけられてません。
あくまでも棟梁からの昔話かもしれませんが、
正確さよりその想いを皆さんに感じて頂きたくて
ご紹介させていただきました。
2018/01/02