羽切徹の現場レシピ 第六章
みなさん、おはようございます!こんにちは!こんばんは!
本日のレシピは、『断熱工事』です。
みなさんは、断熱工事と聞くと、何を思い浮かべますか?
住宅関係ですので、まず壁断熱を思い浮かべるんではないでしょうか?
そして、よく見かけるのは、梱包された綿みたいなものでしょうか?
ホームセンターなどでも売られているので、
見たことがあるかもしれませんね。
それらは、ロックウールやグラスウールと呼ばれるもので、
多くの住宅で使われているかと思います。
そのほかの断熱材を使われている方もいると思いますが、
『市販されている』という点で、多くの住宅で使われていると書かせていただきました。
また、一般的なのかな?とも思います。
それでは、YAMATOの家では?
YAMATOの家では、
現場吹き付け発泡ウレタン断熱、セルロースファイバーによる断熱を
行わせていただいています。
なぜ?
そこにはきちんとした理由があります。
まず、グラスウールでの施工を見てみましょう。
上の二枚の写真…
どちらが不適切な施工かわかりますか?
かんたんでしたね。。。
そうです。下の写真ですね。
では、どこが?
上の写真の丸がついている部分です。
外壁と内部の下地材(一般的には石膏ボード)の間に断熱材は
施工されます。
しかし、上の写真では、
その間に隙間が!!
これでは、ここから外気が中へと、内気が外へと…
断熱してくれません。
良い断熱材を使っていても、
このように施工してしまったら、性能を発揮できません。
最初の写真のようにビシッと施工しなくてはなりません。
じゃあ、しっかり施工すればいいじゃん!
ダメなやり方わかっているなら、そうならないように施工してよ!!
よくわかります。それでも、YAMATOの家ではやりません。
その理由は、しっかり施工できないから!
では、ありませんよ!!
しかし、YAMATOの家では構造計算を筋違を使い、計算しています。
そのため、筋違がいたるところに入っています。
このように、筋違があることによって、断熱材の施工に
どうしても不備が起こり得る可能性があるのです。
だれも、不備をしよう。とか、
まぁいっか。
なんて気持ちでなくても、起きてしまう可能性はゼロではないのです。
YAMATOの家は、静岡県の御殿場を中心に東部エリアで家づくりを行っています。
少し、断熱にはうるさいです。
そんな、少しの可能性も認めません。
ではどうしたら?
吹き付けか、吹き込みは?
そうして、施工されたのが
吹き込みがこちら
そして、
吹き込みは
からの~
さらに天井も
という感じに、
筋違があっても
しっかりと施工できます。
断熱材は、
モノの良しあしも少なからずありますが、
根本的には、
施工がしっかりされているかによる部分が大きいです。
何を使うか?
それによって、注意するところが変わってきますので、
そのあたりを、少しでも参考としていただけたら幸いです。
本物は時が経つほどうつくしい
2015/12/15